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好決算のIT関連銘柄 日経平均の動きに左右されにくい側面も

 日経平均株価が好調な間は大型株の上昇も期待できるが、現在のように乱高下が続く相場の場合、どういった銘柄が注目できるのだろうか。かつてハンドルネーム「LOVE WHISKY」の名でデイトレーダーの先駆けとして独自の投資手法を確立したファイトレードコーポレーション代表・石橋明佳氏が解説する。

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 現在、IT関連の新興銘柄の中に好決算となる企業が増えており、それが今後も持続しそうなところは、日経平均の好調・不調にかかわらず注目できるだろう。そうした観点から注目されるのが、国内最大級のインターネット広告事業を主力に手がけるセプテーニ・ホールディングス(ジャスダック・4293)だ。

 同社は、今後も業績拡大期待が膨らんでおり、株価も上値追いの展開が期待される。スマートフォンやソーシャルサイト向け広告などの伸びが牽引。2015年9月期の第3四半期累計連結決算は売上高が461億1000万円(前年同期比14.2%増)、営業利益が18億100万円(同5.7%増)となり、ともに四半期ベースでの過去最高を更新した。

 同社は四半期決算ごとに次四半期の業績予想を開示しており、同決算時に今期初めて開示した通期業績予想は、売上高が前期比18%増、営業利益が同19.5%増と市場予測を大きく上回るサプライズとなった。業績予想とともに配当予想も開示し、今期は前期の9円から14円に増額となる。

 好業績を受けて、株価は月足チャートでは2014年からの上値トレンドラインをブレイクしてきており、2005年5月高値1945円の更新が視野に入ってきている。だが、それにとどまらず2500円も射程に入ったと見ている。

※マネーポスト2015年秋号

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