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バストの過小申告多発 育乳の鍵は「ノーブラ禁止」と専門家

病気予防のためにもバストケアは大事

 バストに関する知識に疎い女性は意外と多い。バストについて教わることがないためだが、サイズを過小に思い込んでいたり、間違った下着を着けて胸をつぶしてしまっている人も。ケアを怠りがちなバストは老廃物が溜まりやすく、病気になりやすい部位でもある。

 タレントの北斗晶(48才)が乳がんのため右乳房を全摘出という衝撃の告白をしたばかりだが、日本人女性の12人に1人が罹患するといわれる乳がんは、決して人ごとではない。昔に比べて生活環境や食事が変化していることや、出産年齢の上昇によって、日本人女性が乳がんにかかるリスクは高まっていると言われている。リンパマッサージを得意とするエステティシャンの富永恵美さんは、病気を予防する意味でもバストケアは必要と説く。

「今、喫煙、アルコール摂取、乳製品や高カロリーな食事によってホルモンバランスは崩れ、冷えやすい体になっている女性は多いと感じています。胸に溜まった老廃物を放置しておくと病気にもつながるため、早いうちからのケアがとても大事です」(富永さん、以下「」内同)

 バストマッサージは、サイズアップだけでなく乳がん予防にもなるという。女性ホルモンが刺激されることと、リンパに詰まった老廃物を流すためだ。

「ほとんどの方は老廃物が溜まって硬いバストになっていますが、ほぐすことでリンパに詰まった老廃物も流すことができます。乳がんは上皮組織にできやすく、触った感触でしこりに気づくと言われていますから、自分で触ることを習慣づけることは変化にも気づきやすくなるのでお勧めします」

 老廃物が凝り固まり、バストが横に流れてしまっている人は多い。そのため“自分は胸が小さい”と思い込んでいる人が多いという。

「バストを本来よりも小さくしている要因は、いくつかあります。まず過度なダイエットなどで激しい運動をすると、バストを支えているクーパー靱帯が切れて胸が垂れてしまいます。肩こり、猫背、睡眠不足も老廃物を溜める原因となります。ストレスで女性ホルモンの働きが悪くなるとバストも硬く小さくなってしまうので、ストレスを溜めないようにすることは大事ですね。乳腺を刺激すると女性ホルモンが出やすくバストアップにつながるので、お風呂に入ったときなどに自分でもマッサージするといいですよ」

 たとえ硬く、横に流れて離れてしまったバストも、定期的にバストマッサージを続けることで、個人差はあるが2~3カップのサイズアップは可能になる。

「1回の施術でも見た目だけでなく触り心地も大きく変わるので、自分の胸と信じられずにみなさん驚かれます。下垂していたバストに張りが出たり、かちかちだったバストもふわふわになります。バストが柔らかくなると、不思議と気持ちも体も女性らしさを取り戻して、内側も外側も柔らかい印象に変わりますよ」

 エステに行くのは難しくても、自分でできるケアを毎日続けることはかなり大事。富永さんに、自分でもできる簡単なマッサージを教えてもらった。

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