スポーツ

監督8人経験の森本稀哲 選手から見た指導者をテーマに講演

日ハム時代の活躍を振り返る森本稀哲選手

 新庄剛志、稲葉篤紀、坪井智哉という鉄壁の外野陣が揃っていた2006年当時の北海道日本ハムファイターズ。新庄が欠場したことで2006年3月29日のロッテ戦で抜擢されたのが森本稀哲(ひちょり)外野手(34)。レギュラーとして活躍しパ・リーグを連覇するなどチームの黄金期を支え、その後、横浜、西武へと移籍後も人気を集め、今季限りでユニフォームを脱いだ。ピッコロ大魔王やラーメンマンのコスプレなど、抜群のファンサービスも印象深い。

 だが、日本ハムで活躍した当時の行動を後悔していると語る。

「いわゆる“調子乗り期”に突入してしまったのです。1億円を超える年俸をもらい、買い物に行けばブランドショップをハシゴして短時間で数百万円を使う。そりゃ遊びましたよ。この頃に練習量を増やして自分を追い込んでいれば、まだまだユニフォームを着ていられたと思います」(森本)

 引退後については明確なプランがある。

「僕はこれまで8人の監督と100人以上のコーチを見てきました。中にはやりづらい人もいました(笑い)。その経験を生かして“選手から見た指導者”をテーマに講演しようと考えています。力を発揮しやすい指導者との関係は、一般企業の上司と部下の関係にも当てはまると思います。ちなみにコーチの実名は出しませんので、球界関係者の皆様、ご安心ください(笑い)」(森本)

 評論家としても現役時代同様の“ファンサービス”を期待しています。

●森本稀哲(もりもと・ひちょり)/1981年東京都生まれ。1998年、帝京高校からドラフト4位で日本ハムファイターズに入団。横浜を経て西武へ移籍。ベストナイン1回、ゴールデングラブ賞3回。通算成績は3497打数904安打、打率.259、打点267、本塁打33本。

撮影■藤岡雅樹

※週刊ポスト2015年10月30日号

関連記事

トピックス

ロッカールームの写真が公開された(時事通信フォト)
「かわいらしいグミ」「透明の白いボックス」大谷翔平が公開したロッカールームに映り込んでいた“ふたつの異物”の正体
NEWSポストセブン
大谷と真美子さんの「冬のホーム」が観光地化の危機
《白パーカー私服姿とは異なり…》真美子さんが1年ぶりにレッドカーペット登場、注目される“ラグジュアリーなパンツドレス姿”【大谷翔平がオールスターゲーム出場】
NEWSポストセブン
和久井被告が法廷で“ブチギレ罵声”
【懲役15年】「ぶん殴ってでも返金させる」「そんなに刺した感触もなかった…」キャバクラ店経営女性をメッタ刺しにした和久井学被告、法廷で「後悔の念」見せず【新宿タワマン殺人・判決】
NEWSポストセブン
初の海外公務を行う予定の愛子さま(写真/共同通信社 )
愛子さま、初の海外公務で11月にラオスへ、王室文化が浸透しているヨーロッパ諸国ではなく、アジアの内陸国が選ばれた理由 雅子さまにも通じる国際貢献への思い 
女性セブン
几帳面な字で獄中での生活や宇都宮氏への感謝を綴った、りりちゃんからの手紙
《深層レポート》「私人間やめたい」頂き女子りりちゃん、獄中からの手紙 足しげく面会に通う母親が明かした現在の様子
女性セブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
《ママとパパはあなたを支える…》前田健太投手、別々で暮らす元女子アナ妻は夫の地元で地上120メートルの絶景バックに「ラグジュアリーな誕生日会の夜」
NEWSポストセブン
グリーンの縞柄のワンピースをお召しになった紀子さま(7月3日撮影、時事通信フォト)
《佳子さまと同じブランドでは?》紀子さま、万博で着用された“縞柄ワンピ”に専門家は「ウエストの部分が…」別物だと指摘【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
「プラトニックな関係ならいいよ」和久井被告(52)が告白したキャバクラ経営被害女性からの“返答” 月収20〜30万円、実家暮らしの被告人が「結婚を疑わなかった理由」【新宿タワマン殺人・公判】
NEWSポストセブン
山下市郎容疑者(41)はなぜ凶行に走ったのか。その背景には男の”暴力性”や”執着心”があった
「あいつは俺の推し。あんな女、ほかにはいない」山下市郎容疑者の被害者への“ガチ恋”が強烈な殺意に変わった背景〈キレ癖、暴力性、執着心〉【浜松市ガールズバー刺殺】
NEWSポストセブン
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
「意識が朦朧とした女性が『STOP(やめて)』と抵抗して…」陪審員が涙した“英国史上最悪のレイプ犯の証拠動画”の存在《中国人留学生被告に終身刑言い渡し》
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン