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2015.10.27 16:00  NEWSポストセブン

「皆勤賞」の常連客たちで連日連夜賑わう長崎・宝町の角打ち

時には常連客が持ち込んだつまみでいっそう盛り上がる


「誰にでも気楽に来てもらえて、お客さんたちにいろんな意味でプラスになる店にするんだ」と決意し、父(47歳で急逝)が興し、母が細腕で支えていた店を引き継ぎ、ここまでやってきた。

「店が休みの日曜日も飲ませてくれないかというお客さんが何人もいてねえ。そこにもいるけど、そんな“365日男”たちのおかげで、今では無休です」との唯義さんの言葉に、飲んでいた14~15人全員が爆笑。

 それを受けてひとりの常連客が発した、「オイは飲みやらんやったのに、この親父さんに出会ってこう(酒のみに)なったんよ。でも文句はなか。ここで知り合ったメンバー、みなよかよー。なんがあってもいつも気楽に飲んでるもんね」(60代、理容業)で、再び爆笑の波がきた。

 この60代氏の言葉は続く。「5~6年前になるかなあ、旅先で初めて飲んで、甘くないところが気に入った焼酎ハイボール。それがここにはずっと前から置いてあったんよ。うれしかったあ。いやあ、客のプラスになってる店だよ」

 親の介護のために名古屋の住まいと長崎の実家を往復して10年という、74歳氏がしみじみと語る。

「3年前にここを見つけて、こっちにいるときは必ず寄っています。みんなといると飾らずに飲めて、ゆっくりできる。ここがなかったら自分はどうなっていたかねえ。生きてることのありがたさを実感できる、唯一の場所ですよ。“365日男”にはなれないけれど、長崎にいるときは“皆勤賞男”ですよ」

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