「テレビの総世帯視聴率を『HUT』(エイチユーティー;Households Using Television)といいますが、日曜日はゴールデン帯だと60%と、平日よりも数%ですが高いこともあり、視聴率の点で有利とも言えます」(放送作家・内堀隆史氏)
NHK放送文化研究所が5年に1度行っている『国民生活時間調査』によると、テレビ視聴の平均時間は平日が3時間28分なのに対し、日曜は4時間9分と長いことも分かった。
■曜日別の終了番組数で日曜は?
では、“日曜日に放送されている番組は終わらない”のだろうか?
それを検証すべく、2012年~2014年までの3年間で最終回を迎えた番組数を年単位・曜日別に集計してみた。以下、終了番組が少ない曜日からランキング形式で紹介する(調査に際しての注記事項は後述)。
〇2012年 終了番組数 243番組
1位・土曜(24番組) 2位・日曜(29番組) 3位・金曜(34番組)
4位・火曜(35番組) 5位・月曜(36番組) 6位・水曜(41番組)
7位・木曜(44番組)
〇2013年 終了番組数 235番組
1位・日曜(19番組) 2位・火曜(28番組) 3位・月曜(34番組)
4位・水曜(37番組) 5位・木曜&金曜(38番組) 6位・土曜(41
番組)
〇2014年 終了番組数 265番組
1位・火曜(31番組) 2位・水曜(34番組) 3位・木曜(35番組)
4位・金曜(36番組) 5位・日曜(38番組) 6位・月曜(40番組)
7位・土曜(51番組)
以上のように、2013年は全ての曜日の中で最も終了番組が少ないものの2012年は2位に甘んじ、また2014年は5位と、必ずしも日曜放送の番組が終わりにくいとは言い切れないことが分かった。