芸能

朝ドラに出演中・山内圭哉が語る「夏目雅子と波瑠の共通点」

 絶好調のNHK連続テレビ小説『あさが来た』。ヒロイン・あさ(波瑠)が嫁いだ大阪有数の両替屋・加野屋の大番頭・雁助を演じるのは山内圭哉(44才)だ。かなりの存在感を発揮する山内に撮影の裏側を聞いた。

 * * *
 雁助は、仕事に励み大旦那さんや周りからも信頼のあついできる男です。昔は、そうした男が理想とされていたにもかかわらず、嫁と子供に逃げられている不思議な男でもあります。

 そんな雁助を演じるに当たって、脚本に書かれていない設定をしっかり考えて役にのぞんでいます。

 例えば、雁助はめちゃめちゃ早飯です。その理由を「結婚していたとき、嫁と子供と別の家に住んでいた。離婚して出戻りだから、みんなでいるのがバツが悪いから早食い」とか考えています。そうした設定作りを休憩時間にみんなで大喜利として楽しんでもいます。

 仕事も人柄もしっかりした雁助が嫁と子供に逃げられた理由が最大のお題ですね。玉木くんや波瑠ちゃんと盛り上がっています。

「足が臭い」「いびきが半端ない」「酒癖が悪い」とかいろんな答えが出ましたが、「足が臭い」が今のところ有力ですかね。

 また、ぼくは、子役のときに映画『瀬戸内少年野球団』で夏目雅子さんと共演しましたが、波瑠さんと似ていると思うところがいくつかあります。まずは、目の力とか見た目が単純に似ている。それから、共演者との接し方も似ています。

 夏目さんと共演したとき、彼女は27才くらいでした。撮影中、常に子役のぼくたちと一緒に遊んでくれた。当時すでに大女優だったのにすごく親しみやすい存在でした。

 振り返ってみると、あれは映画を作るに当たって、ぼくらとコミュニケーションをとっておきたいという、夏目さんのテーマだったと思うんです。

 あさ役の波瑠ちゃんもそうです。朝ドラのヒロインというものを過剰に考えず、共演者みんなと楽しくコミュニケーションをとっている。柔軟なんですよ。「ひとりだけで頑張っても限界がある」ことを天然でわかっているかたです。すごく夏目さんと似ていると思います。

※女性セブン2015年12月10日号

関連記事

トピックス

愛子さま
【愛子さま、日赤に就職】想定を大幅に上回る熱心な仕事ぶり ほぼフルタイム出勤で皇室活動と“ダブルワーク”状態
女性セブン
テレビや新聞など、さまざまなメディアが結婚相手・真美子さんに関する特集を行っている
《水原一平ショックを乗り越え》大谷翔平を支える妻・真美子さんのモテすぎ秘話 同級生たちは「寮内の食堂でも熱視線を浴びていた」と証言 人気沸騰にもどかしさも
NEWSポストセブン
嵐について「必ず5人で集まって話をします」と語った大野智
【独占激白】嵐・大野智、活動休止後初めて取材に応じた!「今年に入ってから何度も会ってますよ。招集をかけるのは翔くんかな」
女性セブン
岡田監督
【記事から消えた「お~ん」】阪神・岡田監督が囲み取材再開も、記者の“録音自粛”で「そらそうよ」や関西弁など各紙共通の表現が消滅
NEWSポストセブン
行きつけだった渋谷のクラブと若山容疑者
《那須2遺体》「まっすぐ育ってね」岡田准一からエールも「ハジけた客が多い」渋谷のクラブに首筋タトゥーで出没 元子役俳優が報酬欲しさに死体損壊の転落人生
NEWSポストセブン
イメージカット
「有名人なりすまし広告」の類に“騙されやすい度”をチェックしてみよう
NEWSポストセブン
不倫騒動や事務所からの独立で世間の話題となった広末涼子(時事通信フォト)
《「子供たちのために…」に批判の声》広末涼子、復帰するも立ちはだかる「壁」 ”完全復活”のために今からでも遅くない「記者会見」を開く必要性
NEWSポストセブン
前号で報じた「カラオケ大会で“おひねり営業”」以外にも…(写真/共同通信社)
中条きよし参院議員「金利60%で知人に1000万円」高利貸し 「出資法違反の疑い」との指摘も
NEWSポストセブン
二宮が大河初出演の可能性。「嵐だけはやめない」とも
【全文公開】二宮和也、『光る君へ』で「大河ドラマ初出演」の内幕 NHKに告げた「嵐だけは辞めない」
女性セブン
品川区で移送される若山容疑者と子役時代のプロフィル写真(HPより)
《那須焼損2遺体》大河ドラマで岡田准一と共演の若山耀人容疑者、純粋な笑顔でお茶の間を虜にした元芸能人が犯罪組織の末端となった背景
NEWSポストセブン
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
女性セブン
JR新神戸駅に着いた指定暴力団山口組の篠田建市組長(兵庫県神戸市)
【ケーキのろうそくを一息で吹き消した】六代目山口組機関紙が報じた「司忍組長82歳誕生日会」の一部始終
NEWSポストセブン