今年7月に社長就任した八郷隆弘氏も常々、〈今までにないもの、想像を上回るものを出すのがホンダらしさだ〉と語っている。
果たしてホンダは新型シビックで再び一世を風靡するメーカーにのし上がれるのか。
「現状ではホンダファンの年齢層は徐々に上がっているので、若者を中心とした新たな顧客を掴むところまではいっていません。おそらくシビックタイプRの申込者も、かつて『インテグラ タイプR』に乗っていたとか、NSXに乗っていた……という中高年が懐かしくて飛びついているケースが多いのではないでしょうか」(井元氏)
“シビック復活=ホンダ復活”を確かなものにするためには、もう少し時間がかかりそうだ。