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貯金の秘訣 口座は給与振込用、支払い用、貯蓄用の3つ持つ

 遊んでいたわけじゃなく、さして浪費してきたつもりはないのにお金が貯まらないという人は多い。どうすればお金が貯まるのか。元銀行員でマネー戦略プロデューサーの長岐隆弘さんに聞いた。

「お金が貯まらない人の中には、自分がどの銀行に口座を持っていて、そこにいくら入っているのか答えられない人がかなり多い。一方で銀行員は必要のない口座をむやみに作らないのですが、それは、口座を分散しても、今の世の中、金利が低いのでお金が増えないのがわかっているからです」(長岐さん)

 長岐さんは、お金を貯めたいなら、口座は3つ用意するといいと言う。

「1つ目は、給与が振り込まれるメイン口座。2つ目は支払い口座。3つ目は、貯蓄用の口座です。そしてメイン口座から貯蓄口座へは、お給料日に自分が決めた金額を移し、絶対使わない。これが貯める基本。それに、数百万円貯蓄額があるなら、金利のいい銀行を選ぶ方がいいですね。ちなみにぼくはHSBC(香港上海銀行)に貯めていますが、日本に支店がないので、口座を開くのには香港に行って英語で話さないといけないので…」(長岐さん)

 また、消費経済ジャーナリストの松崎のり子さんは、将来のために使わず貯める“本命”の貯蓄口座のほかに、予定外の支出に備えておく“サブ貯蓄”を作るのもおすすめという。

「サブ貯蓄の口座はゆうちょ銀行がおすすめです。全国どこにでもあり、土曜は23時55分まで、日曜・休日は21時まで手数料なしでATMから引き出せるので、旅行先などで急にお金が必要になった場合に安心ですから」(松崎さん)

※女性セブン2016年1月1日号

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