ビジネス

爆騰期待の大化け株 3人のプロが「バイオ・医薬」を挙げる

 株価上昇が期待できる2016年、「投資のプロ」である、カブ知恵代表の藤井英敏氏、グローバルリンクアドバイザーズ代表の戸松信博氏、日経CNBCコメンテーターを務める平野憲一氏(ケイ・アセット代表)の3氏が、1年間で株価3倍も狙える爆騰期待の大化け株を厳選した。
 
 まず、3氏が揃って最有力候補に挙げるのが「バイオ・医薬」関連だ。画期的な新薬の開発が業績に大きく跳ね返り、株価を大きく押し上げる爆発力が期待できるという。

 藤井英敏氏の一押しは、バイオ創薬ベンチャーのそーせいグループ(マザーズ・4565)だ。

「2015年2月に買収した英国の子会社がファイザーと資本業務提携するなど大手製薬会社との提携を積極的に拡大しているのが最大の注目。株価は昨年の1年間で2倍以上になりましたが、こんなものではないはず。現在の株価は1万円前後で証券アナリストの間では目標株価を1万5000円前後としていますが、まだまだ上値が望める。長い目で見れば、ここから10倍以上になってもおかしくない」

 平野憲一氏は、米ナスダック市場にも上場している創薬ベンチャーのメディシノバ(ジャスダック・4875)を推す。

「米国で大きな問題となっている非アルコール性肝炎をはじめ薬物依存症、ALS(筋萎縮性側索硬化症)の新薬を開発中で、これらが実現すれば、夢の株価になる可能性があります」

 戸松信博氏は画期的な新薬の爆発力に期待して次の2社を挙げる。

「参天製薬(東証1部・4536)は加齢黄斑変性症治療薬『アイリーア』の売り上げが爆発的に伸びており、今後も大きな期待が持てます。小野薬品工業(東証1部・4528)は『オプジーボ』というがんの治療薬があり、従来は皮膚がんのみとされてきましたが、その他のがんに対しても有効であることがわかり始めました。現在、臨床試験を進めており、過去最大級のがん治療薬になる可能性を秘めています」

※週刊ポスト2016年1月15・22日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
《ママとパパはあなたを支える…》前田健太投手、別々で暮らす元女子アナ妻は夫の地元で地上120メートルの絶景バックに「ラグジュアリーな誕生日会の夜」
NEWSポストセブン
グリーンの縞柄のワンピースをお召しになった紀子さま(7月3日撮影、時事通信フォト)
《佳子さまと同じブランドでは?》紀子さま、万博で着用された“縞柄ワンピ”に専門家は「ウエストの部分が…」別物だと指摘【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
一般家庭の洗濯物を勝手に撮影しSNSにアップする事例が散見されている(画像はイメージです)
干してある下着を勝手に撮影するSNSアカウントに批判殺到…弁護士は「プライバシー権侵害となる可能性」と指摘
NEWSポストセブン
亡くなった米ポルノ女優カイリー・ペイジさん(インスタグラムより)
《米ネトフリ出演女優に薬物死報道》部屋にはフェンタニル、麻薬の器具、複数男性との行為写真…相次ぐ悲報に批判高まる〈地球上で最悪の物質〉〈毎日200人超の米国人が命を落とす〉
NEWSポストセブン
和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
「プラトニックな関係ならいいよ」和久井被告(52)が告白したキャバクラ経営被害女性からの“返答” 月収20〜30万円、実家暮らしの被告人が「結婚を疑わなかった理由」【新宿タワマン殺人・公判】
NEWSポストセブン
松竹芸能所属時のよゐこ宣材写真(事務所HPより)
《「よゐこ」の現在》濱口優は独立後『ノンストップ!』レギュラー終了でYouTubeにシフト…事務所残留の有野晋哉は地上波で新番組スタート
NEWSポストセブン
山下市郎容疑者(41)はなぜ凶行に走ったのか。その背景には男の”暴力性”や”執着心”があった
「あいつは俺の推し。あんな女、ほかにはいない」山下市郎容疑者の被害者への“ガチ恋”が強烈な殺意に変わった背景〈キレ癖、暴力性、執着心〉【浜松市ガールズバー刺殺】
NEWSポストセブン
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
「意識が朦朧とした女性が『STOP(やめて)』と抵抗して…」陪審員が涙した“英国史上最悪のレイプ犯の証拠動画”の存在《中国人留学生被告に終身刑言い渡し》
NEWSポストセブン
早朝のJR埼京線で事件は起きた(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」に切実訴え》早朝のJR埼京線で「痴漢なんてやっていません」一貫して否認する依頼者…警察官が冷たく言い放った一言
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《前所属事務所代表も困惑》遠野なぎこの安否がわからない…「親族にも電話が繋がらない」「警察から連絡はない」遺体が発見された部屋は「近いうちに特殊清掃が入る予定」
NEWSポストセブン