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神職就いた元プロ野球選手 「どちらも精神力が大切」

プロ野球引退後は神職に就いている神島崇氏

 昨年プロ野球界を引退した山本昌は50歳まで現役を続けたが、大半のプロ野球選手は20代~30代で球界を去り、第2の人生を歩まねばならない。プロ野球選手から異例の職業に華麗なる転身を遂げた1人の男を追った。(文中敬称略)

 日本ハムでプレーしていた神島崇(37)は高卒後、米国の短大へ進学。ドラフトで日本ハムに入団した。引退後は國學院大學に入学し、神職の資格を得て、父親の職を継ぐ人生を選択した。現在は愛知・砥鹿神社で神職に就いている。父は福岡・宗像大社の元宮司。兄も宗像大社で神職を務めているという、神道の名門一家の育ちだ。

「プロ野球選手も神職も精神力が大切です。みなさんは何かしらの想いを抱いて、お参りやご祈祷を受けに来られるわけです。その思いに応えるには、野球で培った精神力が生きてくる。プロでは何も実績が残せませんでしたけど、精神的に成長させてもらった」

取材・文■田中周治 撮影■藤岡雅樹

※週刊ポスト2016年1月29日号

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