ライフ

朝からしっかり食べ元気な91才料理研究家の雑炊レシピ

ばぁば直伝の「豚バラ肉と白菜の雑炊」

 風邪をひきやすくなるこの季節、寒さや乾燥に負けないためには、栄養のある食事で体を内側から温めておくことが大切。『きょうの料理』(NHK Eテレ)などに出演中の“ばぁば”こと日本料理研究家の鈴木登紀子さん(91才)は、「でも、無理してあれこれ作ったり食べなくていいの。作りおきやあるものを組み合わせて、負担なくおいしくね」と話す。そんなばぁばあに、この季節を乗り越えるための食の極意とレシピを教えてもらった。

 * * *
 ばぁばは「疲れたなあ」とか「くしゅん!」ときた時には、温かい食事をいただいて市販の風邪薬を飲み、すばやくベッドにもぐりこむことにしています。とにかく体を温めて、ウイルスと闘う体力を温存するのです。

 じぃじは喘息の持病がありましたから、生前はとくに気を使いました。卵とじうどんや茶碗蒸し…など、熱々の栄養がある食事を用意したものです。風邪のひき始めは「食べて早く寝る」ことに尽きますよ。

 ばぁばは、1日の元気は朝食で決まると思っています。ですから忙しい日こそ、あえてしっかりと朝ご飯の時間を取りますし、食欲がない時は体調がよくないのだわ…とすぐ分かりますから、すばやく手当ができるの。

 毎朝必ずいただくのは、プルーンの紅茶漬け(プルーンを洗って濃いめの熱い紅茶を注いでひと晩おいたもの。冷蔵庫で長期保存可)を2粒ほどヨーグルトといただいたり、故郷の青森から親戚が送ってくれるりんごも欠かしません。普段はこれに、スクランブルエッグとウインナー、トマトなどの生野菜を少々、トーストを1枚とブリーなどのチーズを1片いただきます。

――さらに、ばぁばおすすめの疲労回復ご飯のレシピも教えてもらった。

【豚バラ肉と白菜の雑炊】
■材料/白菜(中)の葉1枚、生しいたけ1枚、豚バラ薄切り肉3枚、だし2.5カップ、酒小さじ1、塩小さじ2/3、ご飯茶碗1杯弱、黒こしょう少量

■作りかた/【1】白菜は繊維を断ち切るように横の細切りにする。しいたけ、豚肉は細切りにする。【2】小鍋にだし、酒、塩を入れて中火にかけて熱する。白菜、しいたけ、豚肉の順に入れひと煮立ちさせる。【3】ご飯を入れて弱火でくつくつと4~5分煮る。器に入れ、黒こしょうをふる。

※女性セブン2016年2月18日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

東京都慰霊堂を初めて訪問された天皇皇后両陛下と長女・愛子さま(2025年10月23日、撮影/JMPA)
《母娘の追悼ファッション》皇后雅子さまは“縦ライン”を意識したコーデ、愛子さまは丸みのあるアイテムでフェミニンに
NEWSポストセブン
2023年に結婚を発表したきゃりーぱみゅぱみゅと葉山奨之
「傍聴席にピンク髪に“だる着”姿で現れて…」きゃりーぱみゅぱみゅ(32)が法廷で見せていた“ファッションモンスター”としての気遣い
NEWSポストセブン
渡邊渚さんの最新インタビュー
渡邊渚さんが綴る「PTSDになった後に気づいたワーク・ライフ・バランスの大切さ」「トップの人間が価値観を他者に押しつけないで…」
NEWSポストセブン
女優の趣里とBE:FIRSTのメンバーRYOKI(右/インスタグラムより)
《趣里が待つ自宅に帰れない…》三山凌輝が「ネトフリ」出演で超大物らと長期ロケ「なぜこんなにいい役を?」の声も温かい眼差しで見守る水谷豊
NEWSポストセブン
ルーヴル美術館での世紀の強奪事件は瞬く間に世界を駆け巡った(Facebook、HPより)
《顔を隠した窃盗団4人組》ルーブル美術館から総額155億円を盗んだ“緊迫の4分間”と路上に転がっていた“1354個のダイヤ輝く王冠”、地元紙は「アルセーヌ・ルパンに触発されたのだろう」
NEWSポストセブン
活動休止状態が続いている米倉涼子
《自己肯定感が低いタイプ》米倉涼子、周囲が案じていた“イメージと異なる素顔”…「自分を追い込みすぎてしまう」
NEWSポストセブン
松田聖子のモノマネ第一人者・Seiko
《ステージ4の大腸がんで余命3か月宣告》松田聖子のものまねタレント・Seikoが明かした“がん治療の苦しみ”と“生きる希望” 感激した本家からの「言葉」
NEWSポストセブン
“ムッシュ”こと坂井宏行さんにインタビュー(時事通信フォト)
《僕が店を辞めたいわけじゃない》『料理の鉄人』フレンチの坂井宏行が明かした人気レストラン「ラ・ロシェル南青山」の閉店理由、12月末に26年の歴史に幕
NEWSポストセブン
森下千里衆院議員(共同通信社)
《四つん這いで腰を反らす女豹ポーズに定評》元グラドル・森下千里氏「政治家になりたいなんて聞いたことがない」実親も驚いた大胆転身エピソード【初の政務三役就任】
NEWSポストセブン
ナイフで切りつけられて亡くなったウクライナ出身の女性イリーナ・ザルツカさん(Instagramより)
《19年ぶりに“死刑復活”の兆し》「突然ナイフを取り出し、背後から喉元を複数回刺した」米・戦火から逃れたウクライナ女性(23)刺殺事件、トランプ大統領が極刑求める
NEWSポストセブン
『酒のツマミになる話』に出演する大悟(時事通信フォト)
『酒のツマミになる話』が急遽差し替え、千鳥・大悟の“ハロウィンコスプレ”にフジ幹部が「局の事情を鑑みて…」《放送直前に混乱》
NEWSポストセブン
『週刊文春』によって密会が報じられた、バレーボール男子日本代表・高橋藍と人気セクシー女優・河北彩伽(左/時事通信フォト、右/インスタグラムより)
「近いところから話が漏れたんじゃ…」バレー男子・高橋藍「本命交際」報道で本人が気にする“ほかの女性”との密会写真
NEWSポストセブン