芸能

太川&蛭子の路線バス旅 まさかの映画化の理由をPが語る

初の海外ロケとなる台湾ではハプニングの連続

 最高視聴率15.3%を誇るテレビ東京の人気番組『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』の映画版『ローカル路線バス乗り継ぎの旅 THE MOVIE』が2月13日から公開され、話題を集めている。シリーズ初となる海外ロケに挑戦したのは、お馴染み太川陽介(57)と蛭子能収(68)、そしてマドンナの三船美佳(33)。いったいどんな映画になったのか。プロデューサーの越山進さんに映画版製作の裏側を聞いた。

――この番組が映画化されると聞いて、視聴者は驚いたと思います。

越山:私たちも驚きましたよ(笑い)。ドキュバラ(ドキュメントバラエティー)の映画ってあまり聞きませんから。でも実は、映画化の話は前々からあって、やんわりと断っていたんです。ひっそりとやりたい番組なので…。それでも地上波放送も20回を超えるとルートが重複する回も出てきて、「たまには違うことをやってもいいかな」と思いシャレのつもりで作ってみました。

――マスコミ試写会では何度も笑いが起こっていました。蛭子さんは台湾でもいつもの調子ですし、台湾ならではハプニングや出会いもありました。

越山:場所が台湾になったというだけで、基本的にはいつも通り、ゆるい感じでやっています。当初、「映画だから今回は台本を作り込もうか」という案もありましたが、「それって面白い?」ということになり、通常版と同じく台本なしで撮影を行いました。

――映画化を知った太川さんと蛭子さんの反応は?

越山:お2人とも「本当にやるの? 大丈夫?」と驚いていたし、心配もしていたようです。でも太川さんはすぐ、いつも通り気合を入れてくれました。蛭子さんは、ちょっと引いていましたけど(笑い)。テレビでは“撮れ高”(撮影したうち放送に使えそうなシーンの量)が悪くても放送しますが、映画はお客様から鑑賞料をいただくわけなので、どうやって撮れ高を確保するかで議論になりました。でも結局いつも通りのスタンスで撮影に突入。うまくいくかどうかは、まさに蛭子さんの好きなギャンブルのようなものでした。

――ロケ地を台湾に選んだのはなぜですか?

越山:地理的に近い、路線バス網が発達している、日本語が通じる人もいる、といった理由からです。治安の良さもありますね。南米で同じことはできないでしょうし…。

――下調べはどのように?

関連キーワード

関連記事

トピックス

衝撃を与えた日本テレビ系列局元幹部の寄付金着服(時事通信フォト)
《24時間テレビ寄付金着服男の公判》「小遣いは月に6〜10万円」夫を庇った“妻の言い分”「発覚後、夫は一睡もできないパニックに…」
NEWSポストセブン
解散を発表したTOKIO
《国民に愛された『TOKIO』解散》現場騒然の「山口達也ブチギレ事件」、長瀬智也「ヤラセだらけの世界」意味深投稿が示唆する“メンバーの本当の関係”
NEWSポストセブン
漫画家の小林よしのり氏
小林よしのり氏、皇位継承問題に提言「皇室存続のためにはただちに皇室典範を改正し、愛子皇太子殿下の誕生を実現しなければならない」
週刊ポスト
教員ら10名ほどが集まって結成された”盗撮愛好家グループ”とは──(写真左:時事通信フォト)
〈機会があってうらやましいです〉教師約10人参加の“児童盗撮愛好家グループ”の“鬼畜なやりとり”、教育委員会は「(容疑者は)普通の先生」「こういった類いの不祥事は事前に認知が難しい」
NEWSポストセブン
警視庁を出る鈴木善貴容疑者=23日午前9時54分(右・Instagramより)
「はいオワター まじオワター」「給料全滅」 フジテレビ鈴木容疑者オンカジ賭博で逮捕、SNSで1000万円超の“借金地獄”を吐露《阿鼻叫喚の“裏アカ”投稿内容》
NEWSポストセブン
解散を発表したTOKIO(HPより)
「TOKIOを舐めるんじゃない!」電撃解散きっかけの国分太一が「どうしても許せなかった」プロとしての“プライド” ミスしたスタッフにもフォロー
NEWSポストセブン
大手芸能事務所の「研音」に移籍した宮野真守
《異例の”VIP待遇”》「マネージャー3名体制」「専用の送迎車」期待を背負い好スタート、新天地の宮野真守は“イケボ売り”から“ビジュアル推し”にシフトか
NEWSポストセブン
「最近、嬉しかったのが女性のファンの方が増えたことです」
渡邊渚さんが明かす初写真集『水平線』海外ロケの舞台裏「タイトルはこれからの未来への希望を込めてつけました」
NEWSポストセブン
4月12日の夜・広島県府中町の水分峡森林公園で殺害された里見誠さん(Xより)
《未成年強盗殺人》殺害された “ポルシェ愛好家の52歳エリート証券マン”と“出頭した18歳女”の接点とは「(事件)当日まで都内にいた」「“重要な約束”があったとしか思えない」
NEWSポストセブン
「父としての自覚」が芽生え始めた小室さん
「よろしかったらお名刺を…!」“1億円新居”ローン返済中の小室圭さん、晩餐会で精力的に振る舞った理由【眞子さんに見せるパパの背中】
NEWSポストセブン
多忙なスケジュールのブラジル公式訪問を終えられた佳子さま(時事通信フォト)
《体育会系の佳子さま》体調優れず予定取り止めも…ブラジル過酷日程を完遂した体力づくり「小中高とフィギュアスケート」「赤坂御用地でジョギング」
NEWSポストセブン
広島県を訪問された天皇皇后両陛下(2025年6月、広島県。撮影/JMPA)
皇后雅子さま、広島ご訪問で見せたグレーのセットアップ 31年前の装いと共通する「祈りの品格」 
NEWSポストセブン