一方では、親から甘やかされて育ち、浪費が止められずに借金が400万円もあるのに、高価なバッグなどブランド品を買い続けているという35歳の女性・Cさんもいる。30万円もするトイプードルを購入してSNSに写真を投稿しても、ひと月もしないうちに飽き、放棄されて瀕死の状態だった犬を親兄弟が保護するという始末。
女性誌の読者モデルとして活躍し、上場企業の一般職として就職した34歳の女性・Dさんも貧困状態に陥った。職場でイジメに遭い退職し、アルバイト生活を強いられても、セレブな生活を断ち切れず、住む場所は世田谷区にこだわってしまうのだという。
同じ業務をこなしても、給料は正社員の3分の1という契約社員の女性も生活は大変だ。上司の男性からの不倫の誘いを断ったら、職場で変な噂を流され、居づらくなり退職したという35歳の女性・Eさんのケースも悲惨だ。同窓会で出会ったイケメンの男性に惹かれて同棲してしまうが、騙されて貯金もゼロになり借金。消費者金融に返済できなくなり、親に泣きつくことに。自分の容姿に自信がないというコンプレックスから、ついイケメン男性に依存してしまったのだという。
家電量販店、中古車販売店、墓地管理会社と転々としている34歳の女性・Fさんの場合、失業保険で食いつなぎ、次々と職業を変えていく。学生時代からの盗み癖が治らず、職場での盗みがバレないかと心配しながらの生活だと、ストレスからジャンクフードを月に1万円以上買って食べてしまうという。
いずれの女性も、様々な理由から厳しい生活になっているにも関わらず、無駄な出費や浪費が止められない。そして親や男性などに依存してしまう。社会に出る時、就活氷河期だったとはいうものの、貧困女子のリアルな話にはやはりどこか甘えが垣間見える。あなたの部下や同僚にも、プライベートではこんな貧困状態に陥っている女性がいるかも知れない。