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2016.02.29 16:00  週刊ポスト

大物OBがキャンプで熱血指導 「理論が真逆」のありがた迷惑

 今年もプロ野球のキャンプには野球評論家として大勢のOBが訪れた。グラウンドに降りて選手と話ができるのは、現役時代に輝かしい成績を残した元・名選手ばかりだ。それだけにそれぞれが技術や理論には絶対の自信を持っており、現役選手を見ると、昔の血が騒いでつい指導を始めてしまう。でも選手からするとありがたいような、迷惑なような……。

 沖縄・名護の日本ハムのキャンプに、1人の大物OBが現われた。張本勲氏、御年75歳。日本ハムのOBにして、日本プロ野球史上唯一の3000本安打を達成した好打者だ。お目当てはもちろん“二刀流”大谷翔平である。「ランチ特打」に臨んだ大谷の打撃を、打撃ケージの裏で見守っていた。

 大谷はバットの軌道や弾道を確認するように60スイング。そのうち4本が柵越えした。最後は2連発で締めくくったが、「安打製造機」は何か物足りないと感じたのか、ケージ裏に大谷を呼びつけてアドバイスを始めた。

「大谷はヘルメットを脱いで小脇に抱え、背筋を伸ばして聞いていました。張本さんは身振り手振りを交えながら指導していましたね」(日本ハム担当記者)

 その時の様子が、21日に『サンデーモーニング』(TBS系)で放送された。張本氏が「喝」と叫ぶことでお馴染みのスポーツコーナーを持つ番組である。指導状況を再現する。

張本:近めの球(内角)、こんな打ち方じゃ詰まったりするし、良い当たりでも右にファウルになりますよ。

大谷:ハイ。

張本:(バットを)立ててバーン! と打つと。

大谷:……(半笑い)。

張本:まあしっかり練習して。

大谷:ハイ。

張本:楽しみにしているから頑張って。

大谷:ハイ、ありがとうございました。

 張本氏には気の毒だが、明らかに聞き流している。前出の記者が続ける。

「その後、大谷に感想を聞いたら、“参考になるんじゃないですか”と、大して興味を示していませんでした」

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