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ペットが楽に食べられ衛生的な皿 完成までに数年かかった

「ぺコロ」の“フードスタンド” (Sサイズ /6000円)

 犬や猫などのペットと室内で一緒に生活する人が増えている。そんな飼い主の「ペットグッズで部屋の雰囲気を壊したくない」「ペットが使いやすいものがほしい」という要望から生まれたのが、「ファビタ」のオリジナルブランド「ぺコロ」の“フードスタンド” (Sサイズ 縦13.2 cm×横13.2 cm×高さ8.7cm ボウル容量320ml /6000円)だ。

「当社の社員がある日、“飼っているチワワがいつもご飯を食べにくそうにしていて、かわいそうなんですよ”とこぼしてたんです。そこで“機能性がよくてデザインも優れた商品を作れないか”と思ったのが、きっかけです」

 そう話すのは、「ファビタ」広報担当の内藤雅人さん。

 従来のペット皿といえば、大きさこそ様々だが、形はほぼ同じで床置きタイプが主流。これでは、ペットは背中を丸め、首を曲げながら食べなければならず、体に大層な負担がかかってしまう。

 そこで考えたのが、“お膳”をモチーフにしたボウルとスタンドの組み合わせ。スタンドを高低2種類にしたことで、ペットの体格に合わせて、楽な姿勢で食事ができるようになった。こうして試作を繰り返すなか、完成までに数年以上費やしてしまったが、そのお陰で理想的な商品が完成。2014年4月に販売にこぎつけた。

「四角いお皿だと角の部分が食べづらく、食べ残しが出やすいため、器は丸いボウル形にして、大きさと深さ、傾斜角度にこだわりました。ステンレスのボウルは、スタンドに置いても安定するよう重みをもたせています。

 脚は滑り止め付きなので、元気なワンちゃん、ネコちゃんにも安心です。また、全面磨き仕上げなので、ヌメヌメなどの雑菌のお手入れもしやすいですよ」(内藤さん)

 ステンレスタイプのほか、中型犬用にぴったりサイズの、磁器製のL(縦18cm×横1cm×高さ14.5cm)もある。

 人もペットも健康のためには、背筋をしゃんと伸ばして食べた方がいい。食事の内容だけでなく、食べる環境までしっかり考え、かわいい家族をサポートしたい。

※女性セブン2016年3月10日号

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