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美女格闘家RENA 不登校児が「シュートの女王」になるまで

2016.03.06 07:00

 女性スポーツ選手が活躍すると、往々にして「美女アスリート」という大雑把な括られ方で報じられることが

 女性スポーツ選手が活躍すると、往々にして「美女アスリート」という大雑把な括られ方で報じられることがある。競技内容以上に外見がフォーカスされるケースが多いのは、やはり女性ならではの現象といえるだろうか。昨年大晦日の総合格闘技イベント『RIZIN』で、MMA初参戦ながら勝利を収めたRENA(レーナ・24)も「美女格闘家」と呼ばれるようになったが、はたして本人はこの現象をどう捉えているのだろうか。

「う~ん。素直に嬉しいんですけど、別にそう思っていないので(笑)。仮に『かわいいから(試合を)観よう』と思ってくれても嬉しいです。入り口が広いのは良いことですし、結局どう思われるかは、私の試合次第ですからね」

 最近4年間負けなしで“シュートボクシングの女王”と呼ばれる彼女も、子供の頃は家にひきこもりがちな少女だった。学校にも行かず、一日中テレビを見て昼夜逆転生活になっていた小学6年生の時、転機が訪れる。久しぶりに外出した際、ある看板に惹かれた。シュートボクシング日本スーパーフェザー級王者・及川知浩氏が主宰する『及川道場』の募集案内だった。四姉妹の末っ子であるRENAは「お姉ちゃんたちとケンカしても負けるからなあ」という動機で、体験入学することに。その魅力に取り憑かれるまで時間はかからなかった。

「楽しかったですね。先生に『殴ってこい。何してもいいよ』と言われたんですけど、全然当たらない。悔しかったですね。でも、少しカスると嬉しくて。そのひとつひとつの積み重ねで、ハマっていきました」

 道場に入ったことで殻も破れ、学校にも少しずつ通い出すようになる。夢中になれるものを見つけ、人生が変わっていった。

「中学生の時に『遊びたいな』と思いましたけど、辞めたいという気は起こらなかったですね。ジムが好きでしたし、私にはこれしかないと思っていた」

 及川知浩氏のチャンピオンベルトに憧れ、16歳でデビュー。順風満帆なキャリアを歩んできたように見える彼女も、真剣に引退を考えた時期があった。相手に明らかに有利と思えるマッチメイクに不信感を持ったことが原因だったという。

「う~ん……。ちょっと言いづらいですけど、本気で辞めたいと思いました。でも、格闘技界の友達や先輩などいろんな人が会いに来てくれて、『このまま辞めていいの?』『後悔しない?』と毎日言われて……。みんながそう言ってくれるから、ここで辞めちゃダメだな、と」

 苦難の時期を乗り越え、シュートボクシング界で無敵の女王となった彼女は昨年大晦日の『RIZIN』に挑戦。発表記者会見では「飛びつき腕十字で勝ちたい」と宣言し、その通りにイタリアの強豪キックボクサーであるイリアーナ・ヴァレンティーノを倒した。試合前に技を公言することに抵抗はなかったのか。

「あんまり何も考えてなかったですね。言っちゃえ、みたいな(笑い)。練習もシュートボクシングと総合格闘技では全然違うし、初めてのことだらけなので楽しかったです」

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