普段は強気なファイトスタイルだが、休日は『猫カフェ』を訪れる。
「たいがい寝ているので、ただ眺めたり、ちょっと触ってみたりしています。動物には癒されますね。飼うなら犬、遊ぶなら猫です。猫は気まぐれな性格が私に似ているので、合わないだろうなと思って(笑い)」
メディアの欲する「美女アスリート」だけに、テレビに出演する機会も増えている。以前、『ナカイの窓』(日本テレビ系)に出演した際は、SMAP中居正広の司会ぶりに感嘆したのだという。
「めちゃくちゃ上手いですね。今、喋りたいなという絶妙なタイミングで振ってくれるんです。(出演者に均等にしゃべってもらうように)いろんな人に振り分けてくれる」
番組出演の背景には、シュートボクシングに少しでも注目が集まり、盛り上がればいいという純粋な気持ちがある。同時に、これからは総合格闘技での活躍も期待される。どのような高みを目指していくのか。
「佐藤ルミナさんや藤井惠さんのように、辞めてからも語り継がれる選手になりたい。有名になるという意味では、ロンダ・ラウジーまでいきたい。女性であれだけ有名で、あれだけ稼いでいる選手はいないですからね」
2008年、北京五輪の柔道70キロ級で銅メダルに輝き、アメリカの女子柔道界に初めてメダルをもたらしたラウジーはその後、総合格闘家へ転向し、世界に名を轟かせている。他競技からの転身という意味でも、ラウジーに重なるRENA。その可能性は大いにある。
写真■(C)SHOOT BOXING