ファンの間で「鶏龍の奇跡」とも呼ばれたこの日、ユンホとジェジュンと最も近くにいたのが、サンウだった。2014年3月に入隊していたサンウは、『地上軍フェスティバル』の開幕式でまずジェジュンと一緒に『アリラン』を歌い、閉幕式ではユンホと東方神起の名曲『Something』を披露。それぞれのステージで息ピッタリの抜群のコンビネーションを見せ、ユンホ、ジェジュンとハグを交わす姿は、会場のファンの目を釘付けにした。
「このイケメンは一体誰!?」
多くのファンがそう話していたことをサンウに告げると、「あはは…」と照れたように笑い、当日の出来事を話し始めた。
「もともと、ぼくは『ボヘミアン』という3人組の歌手グループでリーダーをしていたので、上層部から『地上軍フェスティバル』の出演を依頼されたんです。MCとしての出演依頼だったんですが、ボーカルチーム長も任されたため、歌とMCの練習を行ったり来たり。その過程でユンホ兄さん、ジェジュン兄さんと出会ったんです。2人とも大スターなのにとても気さくなかたたちで、すぐに仲よくなりました」(以下、「」内はサンウ)
入隊は先ながら、年齢は2人より1才下のサンウ。「兄さん」と呼ぶ彼の穏やかな笑顔が、素朴で素直な人柄を表していた。
「ユンホ兄さんは“サンウヤ~”って、いつも弟みたいにぼくのことをかわいがってくれますね(笑い)。当初、兄さんはMCだけだったんですが、歌もやりたいということになり、入隊中の俳優のカン・ドンホ兄さん(30才)とぼくの3人で公演をすることになりました。『Something』をやろうと決めたのもユンホ兄さんです。ぼくはチャンミンさんの高音パートを割り振られたから、練習は大変でした(苦笑)。ダンスもユンホ兄さんがずっと指導してくれました」
多忙な兵役任務の中、わずかな時間を見つけてはみなで集い、練習に励んだ。
※女性セブン2016年3月31・4月7日号