芸能

ぺこ&りゅうちぇる他 堂々交際カップルが人気の理由

ぺこは元々アパレル店員(公式ブログより)

 現在テレビに引っ張りだこの原宿系読モカップル「ぺこ&りゅうちぇる」。もともとアパレル店員であったぺこは、SNSを通じて人気に火がついた読者モデルで、「原宿の神」とまで評されるようになった。パステルカラーを多用し、メルヘンだけれどどこか「病んでいる」ことがカワイイ「ゆめかわいい」という価値観を体現しているのだという。

 ぺこが若者に支持されている理由の一つが、彼氏であるりゅうちぇるとの交際をオープンにしていること。しばしばSNSで仲睦まじい様子をアップしてきたことから、2人セットでファンになった若者が増えているのだという。

 とはいえ、なぜ彼らのように交際をオープンにするカップルが支持を集めるのだろうか。カップルアプリを運営する企業に勤務する男性Aさん(28歳)は、こう分析する。

「近年の若い世代は、カップルのキス動画をアップしたり、記念日の動画を作って公開したりする人が増えています。ただ、LINEに代表されるように1対1のクローズドなアプリが普及しているので、恋人の動向に疑心暗鬼になる人も多いんです。

 そのため、逆にぺこ&りゅうちぇるのように交際をオープンにしてしまえば、2人の間でも、周囲の人にもクリーンな印象を与えると感じているのではないでしょうか。実際、ネットに恋人の写真をアップする女子中高生も多いですし、そうすることで『この人は私の彼氏だから取らないでよ』というアピールにもなっているようです」(Aさん)

 IT系企業でウェブアプリを開発しているという男性Bさん(27歳)も、交際をオープンにしているカップルが支持される理由についてこう分析している。

「オープンなカップルが若者の人気を集めている理由は、2つあると思います。まず、現在は様々なことがSNSから推測できてしまう時代です。だから、仲間に隠れて交際していても、2人の行動パターンから交際がバレてしまうケースもある。そうなった時はコソコソしていると裏で疎まれてしまいます。でも、交際していることを公然の事実にしてしまえば、逆に嫌味がなくなります。周囲から何か言われることに対して予防線を張っている側面もあると思います。

 第2に、“こじらせ系”の時代が終わったことも関係しているのではないでしょうか。ぺことりゅうちぇるの魅力のひとつは、単体でもおしゃれなのに、セットでさらにおしゃれ感が増すこと。かつては『非リア』や『非モテ』を自称する“こじらせ男女”が横行しましたが、今では普通の人でもインスタグラムでおしゃれな日常を演出することが当たり前になりつつあります。おしゃれな子は、素敵なカップル像を作ることでも日常を彩っているのです」(Bさん)

 ぺこ&りゅうちぇるに限らず、「SEKAI NO OWARI」のFukaseと益若つばさカップルのように、交際を公言する芸能人カップルは少なくない。SNSで様々なことが推察できてしまう時代だからこそ、逆にオープンな交際をするカップルの方が好印象を与えるのかもしれない。

関連キーワード

関連記事

トピックス

山下市郎容疑者(41)はなぜ凶行に走ったのか。その背景には男の”暴力性”や”執着心”があった
「あいつは俺の推し。あんな女、ほかにはいない」山下市郎容疑者の被害者への“ガチ恋”が強烈な殺意に変わった背景〈キレ癖、暴力性、執着心〉【浜松市ガールズバー刺殺】
NEWSポストセブン
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
「意識が朦朧とした女性が『STOP(やめて)』と抵抗して…」陪審員が涙した“英国史上最悪のレイプ犯の証拠動画”の存在《中国人留学生被告に終身刑言い渡し》
NEWSポストセブン
早朝のJR埼京線で事件は起きた(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」に切実訴え》早朝のJR埼京線で「痴漢なんてやっていません」一貫して否認する依頼者…警察官が冷たく言い放った一言
NEWSポストセブン
降谷健志の不倫離婚から1年半
《降谷健志の不倫離婚から1年半の現在》MEGUMIが「古谷姓」を名乗り続ける理由、「役者の仕事が無く悩んでいた時期に…」グラドルからブルーリボン女優への転身
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《前所属事務所代表も困惑》遠野なぎこの安否がわからない…「親族にも電話が繋がらない」「警察から連絡はない」遺体が発見された部屋は「近いうちに特殊清掃が入る予定」
NEWSポストセブン
放送作家でコラムニストの山田美保子さんが、さまざまな障壁を乗り越えてきた女性たちについて綴る
《佐々木希が渡部建の騒動への思いをストレートに吐露》安達祐実、梅宮アンナ、加藤綾菜…いろいろあっても流されず、自分で選択してきた女性たちの強さ
女性セブン
(イメージ、GFdays/イメージマート)
《「歌舞伎町弁護士」が見た恐怖事例》「1億5000万円を食い物に」地主の息子がガールズバーで盛られた「睡眠薬入りカクテル」
NEWSポストセブン
和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
【新宿タワマン殺人】和久井被告(52)「バイアグラと催涙スプレーを用意していた…」キャバクラ店経営の被害女性をメッタ刺しにした“悪質な復讐心”【求刑懲役17年】
NEWSポストセブン
幼少の頃から、愛子さまにとって「世界平和」は身近で壮大な願い(2025年6月、沖縄県・那覇市。撮影/JMPA)
《愛子さまが11月にご訪問》ラオスでの日本人男性による児童買春について現地日本大使館が厳しく警告「日本警察は積極的な事件化に努めている」 
女性セブン
女優・遠野なぎこの自宅マンションから身元不明の遺体が見つかってから1週間が経った(右・ブログより)
《上の部屋からロープが垂れ下がり…》遠野なぎこ、マンション住民が証言「近日中に特殊清掃が入る」遺体発見現場のポストは“パンパン”のまま 1週間経つも身元が発表されない理由
NEWSポストセブン