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イースター「復活祭」はハロウィンに続けるか

 我々はいつもいろんなことについて、つい「背伸び」する方向での語り方を考えがちですが、無理しすぎるとくたびれます。イースターでは、あえて「ダメな大人」になることでいつしかまとっていた重い鎧を脱ぎ捨て、楽に生きるコツを探ってみましょう。

「バレンタインデー、ハロウィンに続いて、今度はイースターか。まったく商魂たくましいよな」と、イースター商戦が広がっている様子を嘆けば、「本人は気が利いているつもりで当たり前のことを言う素直な人」という印象を与えられるはず。「相談しても頼りにはならなさそうだけど、悪い人ではなさそう」という評価を得たい人にオススメです。

 家族に向かって「おっ、今日はイースターか。よし、オレがゆで卵を作ってやる。みんなで色を塗ってみよう」と言い出してみるのも一興。きっとスルーされるでしょうが、「オチャメな一面もあるお父さん」に見られたがっているケナゲさは伝わるでしょう。間違いなく軽薄にも見えるので、妻や子どもたちとのあいだにある壁が打ち破れるかも。

「今日はイースターだから、バニーちゃんのいるお店に行こうぜ!」と、男友達を誘ってみるのも楽しそうです。自分でもウサギの耳を持参すれば、さらに完璧。お店でバニーちゃんに「イースターといえばウサギだよね」と得意気に話せば、「バカそうだけど楽しいオジサン」として親近感を抱いてもらえるでしょう。ま、それ以上は望めませんけど。

 さあ、あなたもこんな感じでイースターを活用して、今よりは無邪気だった若いころの気持ちを取り戻したり、仲のいい家族に戻った気になったりしましょう。オシャレなホームパーティには縁がなくても、それがオッサンなりの復活祭です。

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