ライフ

日光当てずに育てる栽培法普及し野菜の栄養量が減少

「現代人の食生活は、外食が多かったりと、栄養バランスが偏っているのは知られています。でも、手作りの料理であっても、必要な栄養素が摂りづらくなっているんです。それは、食材に含まれる栄養量が激減しているから。だから、野菜を食べれば安心と思ったら大間違い。サプリをのまないと、充分な栄養は摂れないのです」

 とはサプリメント・マイスターの村上篤良さん(「」内、以下同)。例えば、ほうれん草のビタミンC量は1982年と2015年を比較すると約半分にまで減少している(文部科学省の『日本食品標準成分表(四訂)』<1982年改訂>と『日本食品標準成分表(七訂)』<2015年改訂>で比較)。

「植物の栄養素は、紫外線を浴びないと作られません。日光を当てずに育てる栽培法などが普及した結果、栄養量の少ない野菜が増えたのです」

 それでもできれば食材から摂りたいと思う人もいるかもしれない。しかし――。

「ビタミンCでいえば、美容やストレス対策には1日1000mg以上が望ましく、これはレモン約20個分に相当します。食材だけで摂るのは難しい。その点サプリなら、必要な栄養素を凝縮し、吸収しやすい状態にしてあるので効率よく栄養を摂れます」

 では、具体的にどのようなサプリメントを摂ればいいのだろうか。

【冷えむくみには血流を促進するギンコを】
「イチョウの葉のエキス・ギンコは、血流を促進してくれるので、冷えやむくみ対策におすすめ。しかも、1度摂ると持続時間が長い」。脳の血流がよくなれば頭もスッキリ。最近は難聴防止の研究も始まっている。

【骨粗鬆症にはカルシウム×ビタミンDを一緒に摂るのがおすすめ】
 閉経によって女性ホルモンが欠乏すると、骨の破壊と再生のバランスが崩れ、骨量が減少。尻もちをついただけで骨折なんてことも。閉経前から積極的にカルシウムを摂りたい。「ビタミンDはカルシウムの吸収を助けるので、一緒に摂るのがおすすめ」。

【不眠には体内で作れないアミノ酸を補給して】
 睡眠ホルモンのメラトニンが減少すると不眠になりやすい。「メラトニンの材料は、神経伝達物質の1つセロトニン。さらにこの原料となるのがトリプトファンです。トリプトファンは必須アミノ酸で、肉に多く含まれますが、カロリーが気になる人はサプリで補って」。

※女性セブン2016年3月31・4月7日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

10月22日、殺人未遂の疑いで東京都練馬区の国家公務員・大津陽一郎容疑者(43)が逮捕された(時事通信フォト/共同通信)
《赤坂ライブハウス刺傷》「2~3日帰らないときもあったみたいだけど…」家族思いの妻子もち自衛官がなぜ”待ち伏せ犯行”…、親族が語る容疑者の人物像とは
NEWSポストセブン
ミセス・若井(左、Xより)との“通い愛”を報じられたNiziUのNINA(右、Instagramより)
《ミセス若井と“通い愛”》「嫌なことや、聞きたくないことも入ってきた」NiziU・NINAが涙ながらに吐露した“苦悩”、前向きに披露した「きっかけになったギター演奏」
NEWSポストセブン
「ラオ・シルク・レジデンス」を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
「華やかさと品の良さが絶妙」愛子さま、淡いラベンダーのワンピにピンクのボレロでフェミニンなコーデ
NEWSポストセブン
クマ被害で亡くなった笹崎勝巳さん(左・撮影/山口比佐夫、右・AFP=時事)
《笹崎勝巳レフェリー追悼》プロレス仲間たちと家族で送った葬儀「奥さんやお子さんも気丈に対応されていました」、クマ襲撃の現場となった温泉施設は営業再開
NEWSポストセブン
役者でタレントの山口良一さん
《笑福亭笑瓶さんらいなくなりリポーターが2人に激減》30年以上続く長寿番組『噂の!東京マガジン』存続危機を乗り越えた“楽屋会議”「全員でBSに行きましょう」
NEWSポストセブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《いろんな裏切りもありました…》前田健太投手の妻・早穂夫人が明かした「交渉に同席」、氷室京介、B’z松本孝弘の妻との華麗なる交友関係
NEWSポストセブン
高市早苗氏が首相に就任してから1ヶ月が経過した(時事通信フォト)
高市早苗首相への“女性からの厳しい指摘”に「女性の敵は女性なのか」の議論勃発 日本社会に色濃く残る男尊女卑の風潮が“女性同士の攻撃”に拍車をかける現実
女性セブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《1日で1000人以上と関係を持った》金髪美女インフルエンサーが予告した過激ファンサービス… “唾液の入った大量の小瓶”を配るプランも【オーストラリアで抗議活動】
NEWSポストセブン
日本全国でこれまでにない勢いでクマの出没が増えている
《猟友会にも寄せられるクレーム》罠にかかった凶暴なクマの映像に「歯や爪が悪くなってかわいそう」と…クレームに悩む高齢ベテランハンターの“嘆き”とは
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長
六代目山口組が住吉会最高幹部との盃を「突然中止」か…暴力団や警察関係者に緊張が走った竹内照明若頭の不可解な「2度の稲川会電撃訪問」
NEWSポストセブン
警視庁赤坂署に入る大津陽一郎容疑者(共同通信)
《赤坂・ライブハウス刺傷で現役自衛官逮捕》「妻子を隠して被害女性と“不倫”」「別れたがトラブルない」“チャリ20キロ爆走男” 大津陽一郎容疑者の呆れた供述とあまりに高い計画性
NEWSポストセブン
無銭飲食を繰り返したとして逮捕された台湾出身のインフルエンサーペイ・チャン(34)(Instagramより)
《支払いの代わりに性的サービスを提案》米・美しすぎる台湾出身の“食い逃げ犯”、高級店で無銭飲食を繰り返す 「美食家インフルエンサー」の“手口”【1か月で5回の逮捕】
NEWSポストセブン