芸能

『家族ノカタチ』打ち上げで香取の挨拶に目頭押さえる人も

ドラマ打ち上げで上野樹里は香取慎吾と抱擁

 ドラマの打ち上げにしては珍しく、着席スタイルで進められた会のクライマックス――。ステージに立った香取慎吾(39才)の姿を、参加者たちは固唾を呑んで見守っていた。

 3月20日、都内のホテルでドラマ『家族ノカタチ』(TBS系)の打ち上げが行われた。主演の香取をはじめ、上野樹里(29才)、田中圭(31才)、風吹ジュン(63才)、千葉雄大(27才)、柳原可奈子(30才)、中村アン(28才)ら出演陣とスタッフ総勢100名ほどが駆けつけた会が始まったのは、夕方6時半。

「出演者が持ち寄った景品があたるビンゴゲームで大盛り上がりしていました。香取さんはサンフランシスコへのペア旅行券を出していて、その豪華さに歓声が上がっていました」(会の参加者)

 終わりに近づくと、出演者が順にステージで挨拶。そこで、西田敏行(68才)からのビデオレターが流された。香取の父親役だった西田だが、2月にベッドから転落して頸椎を亜脱臼。療養中ということもあってこの日は欠席していた。撮影現場でも車椅子を使い、西田の出演シーンは着席したままに変更。香取や上野は西田に負担をかけないよう、NGを出さないことに細心の注意を払って演技をしていたという。

「西田さんもみんなの気遣いを十二分にわかっていらっしゃいました。でもそれ以上に座長として演じ切った香取さんに対して感謝していました。クランクアップしたときには、“大変だったと思いますが、素晴らしい演技でわれわれを引っ張っていってくれたことに感謝しています。同じ時間を過ごすことができたことに感謝します”と香取さんをねぎらっていました」(ドラマ関係者)

 西田のメッセージに背中を押されるように、最後に壇上に立ったのが香取だった。

「“撮影が終わってほしくないと思いました。ドラマが終わってしまって、明日からどうしたらいいのかがわからなくて怖い、もしかしたら自殺してしまうかも…”そう挨拶をされたんです。香取さんの言葉に目頭を押さえる人もいました。

  ドラマの撮影中にSMAPの解散騒動が起きましたけど、そんななかで支えてくれた共演者やスタッフに本当に感謝しているみたいでした。“今までドラマの現場をこんなふうに楽しいと思ったことはなかった”とも明かしていました。家族をテーマにした内容だったことにも、香取さんが思いを強くして“自殺”という言葉まで使ったのかもしれません」(前出・会の参加者)

 打ち上げは夜9時前に一旦お開き。だが、香取の「終わってほしくない」という言葉に周囲が応えるかのように、宴は続いた。

「ダイニングバーでの2次会、カラオケでの3次会と深夜3時過ぎまで行きましたよ。2次会では、ちょうど放送時間だった最終回をみんなで見ました。カラオケでは撮影現場に香取さんがとんこつラーメンの屋台を呼んだとか、思い出話に花を咲かせていました」(前出・会の参加者)

 よほど熱く語ったのか、カラオケから出てきた香取はオレンジのタンクトップ姿。店の前で上野と熱い抱擁を交わし、9時間近く続いた“終わらせたくない”打ち上げを締めくくった。

※女性セブン2016年4月14日号

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