芸能

前田敦子 マナー違反で劇場からいったん退席

人気舞台の客席でマナー違反で注意?

 幕が上がる前、東京・池袋にある東京芸術劇場の客席を見渡すと、生田斗真(31才)や山田優(31才)、木村カエラ(31才)など、よく知られた顔がちらほら。開演の直前には前田敦子(24才)も駆け込んできた。

 芸能人たちが数多く詰めかけたのは、演出家・野田秀樹の最新舞台『逆鱗』の東京での千秋楽公演だった。

『逆鱗』は水族館の下に人魚が生息するという謎の伝説をめぐって展開される幻想的な物語。主役の人魚を松たか子(38才)が演じるほか、阿部サダヲ(45才)、瑛太(33才)、井上真央(29才)ら豪華キャストが舞台せましと動き、泳ぎ回る演出が見どころで、チケットは即完売の人気舞台。前田は松とCMなどで共演したこともある間柄ということもあって、千秋楽に足を運んでいたようだ。

「あっちゃんは勉強熱心で多い時は月に10作近くは舞台や映画を見ているんです。話題の舞台は欠かさないようですよ」(芸能関係者)

 しかしこの日、前田は上演中に退席を余儀なくされた。暗がりの中、前田の元へ何度も劇場スタッフが訪れる。集中して舞台を見ていた彼女は怪訝な様子を見せていたが、突然、客席を後にした。いったい何があったのか。

「前田さんはその日、目立たないようにするためか、全身黒ずくめの服装で、頭には黒いキャスケットを目深にかぶっていました。そのキャスケット帽が問題になってしまったみたいです。何度も係員の人が彼女に耳打ちしていたのは、“帽子を取ってほしい”ということだったようです。なかなか応じない彼女は結局、追い出されるように席を立っていました」(居合わせた客)

 舞台の上演中は帽子を取るのがマナーとされる。演技者への礼儀であり、なにより後ろの座席の客にとって観劇の妨げになりかねないからだ。会場では開演前に帽子を取ってくださいというアナウンスも流れる。

「観劇に来ていた他の芸能人はみんな、入場の時は帽子にマスクをしていても、会場が暗転するとすぐに帽子を取っていました。でも前田さんは何度か注意されても、困ったような表情を浮かべるだけで、帽子を脱がなかったんです。彼女は舞台マニアでよくいろいろな舞台で見かけます。いつもキチンとしているし、マナーを知らないはずないのに、何かあったんでしょうか…」(別の客)

 しばらくすると、帽子を取って客席に戻ってきたという前田。舞台の幕が下りると、そんな“事件”はどこ吹く風、いたく感激した様子で拍手を送っていたという。

※女性セブン2016年4月21日号

関連記事

トピックス

グリーンの縞柄のワンピースをお召しになった紀子さま(7月3日撮影、時事通信フォト)
《佳子さまと同じブランドでは?》紀子さま、万博で着用された“縞柄ワンピ”に専門家は「ウエストの部分が…」別物だと指摘【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
民放ドラマ初主演の俳優・磯村勇斗
《ムッチ先輩から1年》磯村勇斗が32歳の今「民放ドラマ初主演」の理由 “特撮ヒーロー出身のイケメン俳優”から脱却も
NEWSポストセブン
亡くなった米ポルノ女優カイリー・ペイジさん(インスタグラムより)
《米ネトフリ出演女優に薬物死報道》部屋にはフェンタニル、麻薬の器具、複数男性との行為写真…相次ぐ悲報に批判高まる〈地球上で最悪の物質〉〈毎日200人超の米国人が命を落とす〉
NEWSポストセブン
和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
「プラトニックな関係ならいいよ」和久井被告(52)が告白したキャバクラ経営被害女性からの“返答” 月収20〜30万円、実家暮らしの被告人が「結婚を疑わなかった理由」【新宿タワマン殺人・公判】
NEWSポストセブン
松竹芸能所属時のよゐこ宣材写真(事務所HPより)
《「よゐこ」の現在》濱口優は独立後『ノンストップ!』レギュラー終了でYouTubeにシフト…事務所残留の有野晋哉は地上波で新番組スタート
NEWSポストセブン
山下市郎容疑者(41)はなぜ凶行に走ったのか。その背景には男の”暴力性”や”執着心”があった
「あいつは俺の推し。あんな女、ほかにはいない」山下市郎容疑者の被害者への“ガチ恋”が強烈な殺意に変わった背景〈キレ癖、暴力性、執着心〉【浜松市ガールズバー刺殺】
NEWSポストセブン
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
「意識が朦朧とした女性が『STOP(やめて)』と抵抗して…」陪審員が涙した“英国史上最悪のレイプ犯の証拠動画”の存在《中国人留学生被告に終身刑言い渡し》
NEWSポストセブン
早朝のJR埼京線で事件は起きた(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」に切実訴え》早朝のJR埼京線で「痴漢なんてやっていません」一貫して否認する依頼者…警察官が冷たく言い放った一言
NEWSポストセブン
降谷健志の不倫離婚から1年半
《降谷健志の不倫離婚から1年半の現在》MEGUMIが「古谷姓」を名乗り続ける理由、「役者の仕事が無く悩んでいた時期に…」グラドルからブルーリボン女優への転身
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《前所属事務所代表も困惑》遠野なぎこの安否がわからない…「親族にも電話が繋がらない」「警察から連絡はない」遺体が発見された部屋は「近いうちに特殊清掃が入る予定」
NEWSポストセブン