ライフ

プロが選んだ「自分の親に薦めたい老人ホーム」関東ベスト3

チャームスイート新宿戸山のエントランスホール

 全国に老人ホームは多数あるが、どんな施設を選べばよいのか。週刊ポスト5月6・13日号では『この「老人ホーム」がすごい! 厳選ランキング関東・関西&東海250』を発表している。

 今回のランキングは、利用者と施設の橋渡し役となる「紹介業者相談員」の投票をもとに作成した。近年、老人ホーム紹介業は急拡大している。医療費削減のため、国は長期入院用の病床を削減する方針を打ち出しているが、「退院しても在宅で暮らすのが難しいケース」が少なくない。そうした人たちの悩みや要望を聞き、一人ひとりに適した施設を提案するのが紹介業者相談員の仕事だ。

 相談員たちは、毎日のようにホームを訪問して回り、各施設の情報を集めている。いわば「施設選びのプロ」だ。そうした相談員84人が、「自分の親に薦めたい老人ホーム(介護付き有料老人ホーム)」を選んで投票し、その結果をランキング化した(ポイントは独自基準)。関東のベスト3を以下に挙げよう。

【1位】チャームスイート 新宿戸山
・入居一時金:0~960万円
・月額利用料:21.42万円~37.42万円
・所在地:東京都新宿区新宿
・入居定員:90人
・入居率:33.00%
・看護・介護体制(職員一人あたりの利用者数):2.5人
・ベテラン職員比率:23.50%
・看取り:あり

 地下鉄・東新宿駅から徒歩3分、落ち着いた住宅街に立地するのがランキング1位となった「チャームスイート新宿戸山」だ。施設に入るとまず、新緑豊かな中庭を見通せるエントランスホールがある。吹き抜け構造になっているため、外から建物を見た印象よりもかなり広々と感じられる。

 周囲に高い建物が少なく、5階のダイニングからはスカイツリーが一望できる。80代の女性入居者は「食事は美味しくてバランスがいいし、それを5階の見晴らしのいい席で食べられるのが毎日の楽しみ」と語った。

 コンシェルジュと呼ばれる女性スタッフが都内の系列施設を巡回し、利用者の話し相手や相談役を務めるとともに、現場スタッフの指導や清掃・衛生面の品質管理を行なう。文藏誠二・ホーム長の説明。

「入居者やご家族の方からご好評をいただいているポイントとしては、まず新宿からすぐの場所にあるという利便性です。ご家族の職場が新宿で、『いつでも会えるから』という理由で入居を決めた方もいらっしゃいます。昨年9月にオープンしたばかりですが、おかげさまでキャンセル待ちの状態になっています(上掲の『入居率33.00%』という数字は『厚生労働省 介護サービス情報公開システム』に掲載された昨年10月時点の数字)。

 また、費用もできるだけ安く抑えるようにしており、コストパフォーマンスの面でもご好評をいただいています」

関連キーワード

関連記事

トピックス

アルジェリア人のダビア・ベンキレッド被告(TikTokより)
「少女の顔を無理やり股に引き寄せて…」「遺体は旅行用トランクで運び出した」12歳少女を殺害したアルジェリア人女性(27)が終身刑、3年間の事件に涙の決着【仏・女性犯罪者で初の判決】
NEWSポストセブン
19歳の時に性別適合手術を受けたタレント・はるな愛(時事通信フォト)
《私たちは女じゃない》性別適合手術から35年のタレント・はるな愛、親には“相談しない”⋯初めての術例に挑む執刀医に体を託して切り拓いた人生
NEWSポストセブン
ガールズメッセ2025」に出席された佳子さま(時事通信フォト)
佳子さまの「清楚すぎる水玉ワンピース」から見える“紀子さまとの絆”  ロングワンピースもVネックの半袖タイプもドット柄で「よく似合う」の声続々
週刊ポスト
永野芽郁の近影が目撃された(2025年10月)
《プラダのデニムパンツでお揃いコーデ》「男性のほうがウマが合う」永野芽郁が和風パスタ店でじゃれあった“イケメン元マネージャー”と深い信頼関係を築いたワケ
NEWSポストセブン
多くの外国人観光客などが渋谷のハロウィンを楽しんだ
《渋谷ハロウィン2025》「大麻の匂いがして……」土砂降り&厳戒態勢で“地下”や“クラブ”がホットスポット化、大通りは“ボヤ騒ぎ”で一時騒然
NEWSポストセブン
各地でクマの被害が相次いでいる(左・共同通信)
《熊による本格的な人間領域への侵攻》「人間をナメ切っている」“アーバン熊2.0”が「住宅街は安全でエサ(人間)がいっぱい」と知ってしまったワケ 
声優高槻かなこ。舞台や歌唱、配信など多岐にわたる活躍を見せる
【独占告白】声優・高槻かなこが語る「インド人との国際結婚」の真相 SNS上での「デマ情報拡散」や見知らぬ“足跡”に恐怖
NEWSポストセブン
人気キャラが出現するなど盛り上がりを見せたが、消防車が出動の場面も
渋谷のクラブで「いつでも女の子に(クスリ)混ぜますよ」と…警察の本気警備に“センター街離れ”で路上からクラブへ《渋谷ハロウィン2025ルポ》
NEWSポストセブン
クマによる被害
「走って逃げたら追い越され、正面から顔を…」「頭の肉が裂け頭蓋骨が見えた」北秋田市でクマに襲われた男性(68)が明かした被害の一部始終《考え方を変えないと被害は増える》
NEWSポストセブン
園遊会に出席された愛子さまと佳子さま(時事通信フォト/JMPA)
「ルール違反では?」と危惧する声も…愛子さまと佳子さまの“赤色セットアップ”が物議、皇室ジャーナリストが語る“お召し物の色ルール”実情
NEWSポストセブン
9月に開催した“全英バスツアー”の舞台裏を公開(インスタグラムより)
「車内で謎の上下運動」「大きく舌を出してストローを」“タダで行為できます”金髪美女インフルエンサーが公開した映像に意味深シーン
NEWSポストセブン
「原点回帰」しつつある中川安奈・フリーアナ(本人のInstagramより)
《腰を突き出すトレーニング動画も…》中川安奈アナ、原点回帰の“けしからんインスタ投稿”で復活気配、NHK退社後の活躍のカギを握る“ラテン系のオープンなノリ”
NEWSポストセブン