芸能

笑点新司会「本命・円楽」はカモフラージュに使われた

春風亭昇太が新司会者に(『笑点』HPより)

 視聴率27%を記録するなど、国民的関心事となった『笑点』(日本テレビ系)の大喜利新司会者発表。これまで本誌は「後継者は三遊亭円楽(66)に当確」と報じてきたが、結果は春風亭昇太(56)というサプライズ人事だった。この発表の瞬間、本誌担当デスクの表情は、みるみると青ざめ、頭を抱えてへたり込んだ。もちろん関係者への取材を重ねたうえで報じたのだが、誤報は誤報である。

「円楽さんが次の司会をやるだろうなんて言ってる人は、人を見る目がない証拠ですよ」

 本誌の直撃に対して、こう語ったのは、50年にわたる笑点人生にピリオドを打ったばかりの桂歌丸(79)だ。笑点卒業後、メディアに口を開くのは初めてのことである。

 歌丸師匠の“お叱り”を真摯に受け止めて、この「大誤報」について検証する―─。

 4月30日、歌丸が笑点勇退を発表すると、各メディアが後継者探しに奔走した。その多くが「円楽本命」と伝え、本誌も“円楽が筆頭候補”と報じた。その根拠となったのが、故・5代目三遊亭円楽が歌丸に託したという遺言だった。当時、本誌の取材に応じてくれた落語関係者が言う。

「歌丸師匠は先代の円楽師匠が亡くなる際、『あとは頼む』と託されたそうです。その『あと』には、『楽太郎(現在の円楽)のことも頼む』という意味も含まれていたと歌丸師匠は解釈しているため、『円楽師匠から受け継いだ司会の座布団を円楽に返す』のではという話が落語界に広まっていたんです」

 だが結果は違った。笑点特集を組んだスポーツ紙芸能デスクも嘆く。

「今回は本当に『やられた!』という感じです。会社の上層部も含め、誰も昇太情報は掴めていなかった。当然、本命は円楽でした。

 歌丸師匠にインタビューをした際には、『2人一緒で』と円楽が付いてきた。しかも甲斐甲斐しく歌丸師匠の車椅子を円楽が押して。あたかも自分が後継者であるという印象を取材した記者に植え付けていた。そのインタビューでも『新司会者として望まれるのであれば……』とやる気満々だったそうですから(苦笑)。今思えば手の込んだ芝居だったわけですよ」

関連記事

トピックス

林家ペーさんと林家パー子さんの自宅で火災が起きていることがわかった
《部屋はエアコンなしで扇風機が5台》「仏壇のろうそくに火をつけようとして燃え広がった」林家ぺー&パー子夫妻が火災が起きた自宅で“質素な暮らし”
NEWSポストセブン
1年ほど前に、会社役員を務める元夫と離婚していたことを明かした
《ロックシンガー・相川七瀬 年上夫との離婚明かす》個人事務所役員の年上夫との別居生活1年「家族でいるために」昨夏に自ら離婚届を提出
NEWSポストセブン
林家ペーさんと林家パー子さんの自宅で火災が起きていることがわかった
「パー子さんがいきなりドアをドンドンと…」“命からがら逃げてきた”林家ペー&パー子夫妻の隣人が明かす“緊迫の火災現場”「パー子さんはペーさんと救急車で運ばれた」
NEWSポストセブン
豊昇龍
5連勝した豊昇龍の横綱土俵入りに異変 三つ揃いの化粧まわしで太刀持ち・平戸海だけ揃っていなかった 「ゲン担ぎの世界だけにその日の結果が心配だった」と関係者
NEWSポストセブン
“高市潰し”を狙っているように思える動きも(時事通信フォト)
《前代未聞の自民党総裁選》公明党や野党も“露骨な介入”「高市早苗総裁では連立は組めない」と“拒否権”をちらつかせる異例の事態に
週刊ポスト
韓国アイドルグループ・aespaのメンバー、WINTERのボディーガードが話題に(時事通信フォト)
《NYファッションショーが騒然》aespa・ウィンターの後ろにピッタリ…ボディーガードと誤解された“ハリウッド俳優風のオトコ”の「正体」
NEWSポストセブン
立場を利用し犯行を行なっていた(本人Xより)
【未成年アイドルにわいせつ行為】〈メンバーがみんなから愛されてて嬉しい〉芸能プロデューサー・鳥丸寛士容疑者の蛮行「“写真撮影”と偽ってホテルに呼び出し」
NEWSポストセブン
佳子さまを撮影した動画がXで話題になっている(時事通信フォト)
《佳子さまどアップ動画が話題》「『まぶしい』とか『神々しい』という印象」撮影者が振り返る “お声がけの衝撃”「手を伸ばせば届く距離」
NEWSポストセブン
交際が報じられた赤西仁と広瀬アリス
《赤西仁と広瀬アリスの海外デートを目撃》黒木メイサと5年間暮らした「ハワイ」で過ごす2人の“本気度”
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(公式サイトより※現在は削除済み)
《15歳女子生徒にわいせつ》「普段から仲いいからやっちゃった」「エスカレートした」“やる気スイッチ”塾講師・石田親一容疑者が母親にしていた“トンデモ言い訳”
NEWSポストセブン
秋場所
「こんなことは初めてです…」秋場所の西花道に「溜席の着物美人」が登場! 薄手の着物になった理由は厳しい暑さと本人が明かす「汗が止まりませんでした」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 「高市総理を阻止せよ」イカサマ総裁選の裏ほか
「週刊ポスト」本日発売! 「高市総理を阻止せよ」イカサマ総裁選の裏ほか
NEWSポストセブン