その日にやるべきことが明確であれば、無駄な動きがなくなり、時間を有効に使うことができます。
打ち合わせや取材など人と会う予定が入っている時間以外は、「この時間帯はリフォーム案を考える」「事務処理をする」「電話をかけたり、メールの返信を書く」というように、やるべきことを決めておきます。もちろん、休憩にあてる時間も確保しますが、きちんと計画したうえで何もしない時間を過ごすのと、だらだらと怠けて何もしないのとでは、まったく意味が違います。
そして、一日が終わると、その日の流れを振り返って、手帳に書き出すようにします。誰とどんな話をしたか、進行中のプロジェクトについていつまでに考えておくか、忘れないようにメモしておきます。これらは翌日からの予定を考えるのに役立ちます。
さらにもう一歩進んで手帳に長期計画や夢を書き込んでみてはどうでしょうか。頭の中でぼんやり考えているのではなく、文字にすることで、視覚を通して脳にイメージが刷り込まれます。そして、計画を実現するための具体的な行動を促します。
私はメモをいつも持ち歩くようにしています。アイディアが浮かんだら、忘れないうちに書きとめるためです。どんなにすばらしいことを思いついたとしても、忘れてしまっては何も考えなかったのと同じこと。自宅で家事をする時も、エプロンのポケットに入れています。
※女性セブン2016年6月16日号