人間にとって大切な「時間」。ただし、ついだらだらしてしまったりすることも多く、後で後悔することも多い。効率的な時間の使い方をするにはどうしたらよいか、風水専門家の直居由美里さんに風水的な見地から聞いた。
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風水というと、部屋を整理したり、西に黄色を置くなど、身の回りの環境を変える開運術というイメージを持つかたが多いと思います。しかし、風水的に良いとされることは、実は毎日の生活の中にたくさんあるのです。
風水なんて興味がないという人でも、風水的な開運術を知らず知らずのうちに実践していて運気を上げている人はたくさんいます。
空間と同じように、時間も重要です。タイム・イズ・マネーという言葉もあるように、金運は時間の使い方によって大きく左右されるのです。長い時間働けば、それだけ収入を得られるという単純な話ではありません。
自然界のエネルギーは時間によって変化していきます。東洋占術の根幹である陰陽五行では、時間の移り変わりを陰陽の変化で説明しています。
たとえば陽のエネルギーは朝から昼にかけて伸びていき、正午でピークに達します。午後になると陽は徐々に衰えていき、陰が伸びてきます。そして夜は陰の時間帯です。
目覚めたらすぐに太陽の光を浴びることは、勢いのある陽のエネルギーを体に取り込むことであり、活力に満ちた一日をスタートさせることができます。そして一日の終わりの夜には、疲れと同時に邪気を落とすためにゆっくりと入浴します。このように、陰陽のエネルギーに合わせた一日の流れを作り上げることで、自然と運気は上昇していきます。
人間ですから、怠けたい日もありますし、体調を崩して思うように動けないこともあるでしょう。すべてが完璧にできなくても、明日はより良い日にしようという気持ちがあれば、生活の質は上がっていきます。
自分の暮らしを見つめ直すために私は手帳を活用しています。まず、毎朝、手帳で当日の予定を確認します。チャンスをつかめる人は、その日の行動のシミュレーションがしっかりできています。行き当たりばったりで動いたり、人から催促されて締切ぎりぎりに慌てるようでは、不本意な結果しか得られないでしょう。