芸能

能年玲奈が事務所側の好待遇条件蹴って独立か?

独立問題で世間を騒がせている能年玲奈

 引退か、再ブレークか──NHK連続テレビ小説『あまちゃん』(2013年4月~9月)で人気女優となった能年玲奈(22才)。その周辺がにわかに騒がしい。

「能年はあまちゃん以降、いくつかの映画やCMに出演しましたが、徐々に姿を見る機会が減り、今年1月、『かんぽ生命』のCMが終了すると、彼女の活動はブログでしか見られなくなりました。ところが、この6月末に所属事務所との契約が切れると、そんな状況が大きく変わるのではないかといわれているのです」(芸能関係者)

 能年と所属事務所のトラブルが初めて報じられたのは、2015年4月、能年が個人事務所を設立したときだ。所属事務所に無断で設立したことはルール違反の疑いがあり、「独立騒動」がふってわいた。

「さかのぼれば、2013年のあまちゃん収録の途中から能年は仕事に対する不満を口にするようになりました。能年に演技指導を行っていて、後に個人事務所の取締役にもなる女性演出家Aさんの存在が大きかったようです」(前出・芸能関係者)

 ちょうどその頃、水面下で人気コミック『進撃の巨人』の映画化の話が持ち上がり、キャスティングが進んでいた。

「能年は“進撃”の大ファンでどうしても作品に出演したかった。そこでAさんが能年を監督に引き合わせたそうです。でも、映画業界では事務所の頭越しの出演交渉はタブー。だから出演は白紙になったのですが、そのことを能年は“事務所が断った”と思い込んで不満を抱いたようです」(前出・芸能関係者)

『あまちゃん』の放送終了の頃には能年と事務所の関係はすっかりこじれてしまっていたようだ。

「2013年末にあまちゃんチームで紅白歌合戦に出場したのですが、能年は“北島三郎さんと和田アキ子さんに挨拶したい”と言い出したそうなんです。2人は若手女優がフラッと会いに行けるような人ではない。あまちゃんのヒットで“天狗”になっていたのでしょうけど、もともとはそんなことを言う子じゃなかったんですが…。あまちゃん前に出演が決まっていた映画『ホットロード』でも、不良役やヤンキー役は世間が抱く“天野アキ”のイメージとは違うと出演を渋り、キスシーンも“疑似”でした」(前出・芸能関係者)

 能年は「事務所を辞めたい」と言うようになったという。役柄や共演者を選ぶようになり、たびたび事務所と衝突。そのため、事務所もオファーを受けづらくなっていったという。

「それでも再スタートを切ってほしいという思いが強かったからか、事務所は映画『ちはやふる』やドラマ『重版出来!』(TBS系)の主役を能年でほぼ決めていたんです。それを知っていたかどうかわかりませんが、能年とのコミュニケーションは弁護士を通してしかできなくなり、また個人事務所の無断の立ち上げもあったので、うまくいかずに流れてしまったそうです。事務所と折り合いさえついていればピッタリのいい仕事だったのに…残念です」(テレビ局関係者)

 そんな状況で差し迫るのが、この6月末の契約期限切れだ。

「事務所側は、能年側が求めた通りに給料を従来の倍以上に大幅アップすることを認め、能年ともう一度しっかり仕事がしたいという意向を見せていますが、“契約を打ち切りたい”という能年サイドの意志は非常に固いそうです」(前出・芸能関係者)

『週刊女性』(6月7日号)はその契約打ち切りを、《能年玲奈 事実上芸能界を引退へ》と報じた。スポーツ紙やワイドショーも〈能年玲奈独立へ〉〈能年仕事拒否 最悪引退も〉〈能年引退危機〉などと追随した。

 一方、『週刊文春』(6月9日号)には能年の母親が登場。「引退はしない」と一連の報道に反論し、さらに娘の今後について、「契約満了後の7月に新たな会社を立ち上げるのではないか」と明言した。7.1独立──能年はどんな青写真を描いているのか。

※女性セブン2016年6月23日号

関連記事

トピックス

降谷健志の不倫離婚から1年半
《降谷健志の不倫離婚から1年半の現在》MEGUMIが「古谷姓」を名乗り続ける理由、「役者の仕事が無く悩んでいた時期に…」グラドルからブルーリボン女優への転身
NEWSポストセブン
警視庁がオンラインカジノ店から押収したパソコンなど(時事通信フォト)
《従業員や客ら12人現行犯逮捕》摘発された店舗型オンカジ かつての利用者が語った「店舗型であれば”安心”だと思った」理由とは?
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《前所属事務所代表も困惑》遠野なぎこの安否がわからない…「親族にも電話が繋がらない」「警察から連絡はない」遺体が発見された部屋は「近いうちに特殊清掃が入る予定」
NEWSポストセブン
放送作家でコラムニストの山田美保子さんが、さまざまな障壁を乗り越えてきた女性たちについて綴る
《佐々木希が渡部建の騒動への思いをストレートに吐露》安達祐実、梅宮アンナ、加藤綾菜…いろいろあっても流されず、自分で選択してきた女性たちの強さ
女性セブン
看護師不足が叫ばれている(イメージ)
深刻化する“若手医師の外科離れ”で加速する「医療崩壊」の現実 「がん手術が半年待ち」「今までは助かっていた命も助からなくなる」
NEWSポストセブン
(イメージ、GFdays/イメージマート)
《「歌舞伎町弁護士」が見た恐怖事例》「1億5000万円を食い物に」地主の息子がガールズバーで盛られた「睡眠薬入りカクテル」
NEWSポストセブン
キール・スターマー首相に声を荒げたイーロン・マスク氏(時事通信フォト)
《英国で社会問題化》疑似恋愛で身体を支配、推定70人以上の男が虐待…少女への組織的性犯罪“グルーミング・ギャング”が野放しにされてきたワケ「人種間の緊張を避けたいと捜査に及び腰に」
NEWSポストセブン
和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
【新宿タワマン殺人】和久井被告(52)「バイアグラと催涙スプレーを用意していた…」キャバクラ店経営の被害女性をメッタ刺しにした“悪質な復讐心”【求刑懲役17年】
NEWSポストセブン
女優・遠野なぎこの自宅マンションから身元不明の遺体が見つかってから1週間が経った(右・ブログより)
《上の部屋からロープが垂れ下がり…》遠野なぎこ、マンション住民が証言「近日中に特殊清掃が入る」遺体発見現場のポストは“パンパン”のまま 1週間経つも身元が発表されない理由
NEWSポストセブン
幼少の頃から、愛子さまにとって「世界平和」は身近で壮大な願い(2025年6月、沖縄県・那覇市。撮影/JMPA)
《愛子さまが11月にご訪問》ラオスでの日本人男性による児童買春について現地日本大使館が厳しく警告「日本警察は積極的な事件化に努めている」 
女性セブン