芸能

専門メーカー乱立で女優の質が進化 「美熟女戦争」最前線

 熟女AVの老舗メーカー・センタービレッジの登場から16年。いまや美熟女AV業界は、20を超える専門メーカーが林立する激戦区となっている。だが、一方で1本当たりの売り上げ本数は激減しているという。

「北条麻妃のデビュー作は2万本売れた。彼女のような有名単体女優は別として、今では3000本売れたらヒット」(北条のデビュー作を撮影した溜池ゴロー監督)

 このような状況だけに厳しい。ネットの無料動画の影響に加えて、業界内部での熾烈な競争も本数が減っている大きな要因だろう。だが、競争のおかげで出演する美熟女AV女優は進化を続けているようだ。

「若いユーザーも増えたので、美熟女女優の若年化も進んでいる。プロだなと感じる女優も増えてきた」(同前)

 ある熟女専門プロダクションの社長も“質の向上”を口にする。

「誰でも脱げば売れるという時代ではないので、女優のルックスのレベルは格段に向上した。だから採用するハードルも上げています。それでも事務所に所属するなかで、大手AVメーカーの専属になれる熟女は100人に1人くらい。そういう素材は、こっちが応募を待つしかないですね」

 もちろんただ美人だからといって、人気女優になれるわけではない。

「素材はすごくいいのに、彼女たちの大半は自分に自信がないんです。美人なのに“自分はただのオバサンだ”と思い込んでいたり。作品が売れて、自分に自信が持てるようになれば、メディア露出規制を設けない“パブ全開”を選ぶ。そこまで行くのには、女優と事務所の信頼関係が必要。だから嫌な仕事は絶対にさせないし、こっちがミスした時は、素直に謝ります」(前出・プロダクション社長)

 美熟女女優候補はいわば金の卵。かつてとは比べ物にならないほど大事に扱われているようだ。

※週刊ポスト2016年6月24日号

関連記事

トピックス

11月24日0時半ごろ、東京都足立区梅島の国道でひき逃げ事故が発生した(右/読者提供)
【足立区11人死傷】「ドーンという音で3メートル吹き飛んだ」“ブレーキ痕なき事故”の生々しい目撃談、28歳被害女性は「とても、とても親切な人だった」と同居人語る
NEWSポストセブン
愛子さま(写真/共同通信社)
《中国とASEAN諸国との関係に楔を打つ第一歩》愛子さま、初の海外公務「ラオス訪問」に秘められていた外交戦略
週刊ポスト
グラビア界の「きれいなお姉さん」として確固たる地位を固めた斉藤里奈
「グラビアに抵抗あり」でも初挑戦で「現場の熱量に驚愕」 元ミスマガ・斉藤里奈が努力でつかんだ「声のお仕事」
NEWSポストセブン
「アスレジャー」の服装でディズニーワールドを訪れた女性が物議に(時事通信フォト、TikTokより)
《米・ディズニーではトラブルに》公共の場で“タイトなレギンス”を普段使いする女性に賛否…“なぜ局部の形が丸見えな服を着るのか” 米セレブを中心にトレンド化する「アスレジャー」とは
NEWSポストセブン
日本体育大学は2026年正月2日・3日に78年連続78回目の箱根駅伝を走る(写真は2025年正月の復路ゴール。撮影/黒石あみ<小学館>)
箱根駅伝「78年連続」本戦出場を決めた日体大の“黄金期”を支えた名ランナー「大塚正美伝説」〈1〉「ちくしょう」と思った8区の区間記録は15年間破られなかった
週刊ポスト
「高市答弁」に関する大新聞の報じ方に疑問の声が噴出(時事通信フォト)
《消された「認定なら武力行使も」の文字》朝日新聞が高市首相答弁報道を“しれっと修正”疑惑 日中問題の火種になっても訂正記事を出さない姿勢に疑問噴出
週刊ポスト
地元コーヒーイベントで伊東市前市長・田久保真紀氏は何をしていたのか(時事通信フォト)
《シークレットゲストとして登場》伊東市前市長・田久保真紀氏、市長選出馬表明直後に地元コーヒーイベントで「田久保まきオリジナルブレンド」を“手売り”の思惑
週刊ポスト
ラオスへの公式訪問を終えた愛子さま(2025年11月、ラオス。撮影/横田紋子)
《愛子さまがラオスを訪問》熱心なご準備の成果が発揮された、国家主席への“とっさの回答” 自然体で飾らぬ姿は現地の人々の感動を呼んだ 
女性セブン
26日午後、香港の高層集合住宅で火災が発生した(時事通信フォト)
《日本のタワマンは大丈夫か?》香港・高層マンション大規模火災で80人超が死亡、住民からあがっていた「タバコの不始末」懸念する声【日本での発生リスクを専門家が解説】
NEWSポストセブン
山上徹也被告(共同通信社)
「金の無心をする時にのみ連絡」「断ると腕にしがみついて…」山上徹也被告の妹が証言した“母へのリアルな感情”と“家庭への絶望”【安倍元首相銃撃事件・公判】
NEWSポストセブン
被害者の女性と”関係のもつれ”があったのか...
《赤坂ライブハウス殺人未遂》「長男としてのプレッシャーもあったのかも」陸上自衛官・大津陽一郎容疑者の “恵まれた生育環境”、不倫が信じられない「家族仲のよさ」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 習近平をつけ上がらせた「12人の媚中政治家」ほか
「週刊ポスト」本日発売! 習近平をつけ上がらせた「12人の媚中政治家」ほか
NEWSポストセブン