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稲田・山尾対談「女性だから」という観点で書かれモヤモヤ

稲田:大学が同じで、同じときに司法試験に合格した私の夫は検察、裁判所、法律事務所と引く手あまただったのに、私のところにはなし。それは私の能力がないのではなく、女性だからだと思いたいよね(苦笑)。

山尾:私の時代は検事を志望する女性が増えたとはいえ、まだまだ男性のほうが多かった。稲田さんは弁護士なので、人権や女性の問題を前に進めたいという願いが強いはずですが、安倍政権では思うようなスピードで進まないので困ったりしませんか?

稲田:いえ、自民党は人権に無関心と思われがちだけど、私が政調会長になってからヘイトスピーチやLGBT(性的少数者)の問題を人権の問題として解消することを進めています。特命委員会を作ってLGBTの問題を進めたときは、「自民党らしくない」「ブレた」と批判されました。「左翼」の運動ではなく「人権」の問題と理解してもらうのに苦労しました。

山尾:私たちもLGBTの差別解消や、できるだけ男女同数の政治家を目指すクオータ制の法案を国会に提出しました。今、衆議院に女性議員は1割という状況。与党と野党第一党の政調会長が女性というタイミングでぜひ、女性議員を増やす政策を一緒に進めたいですね。

稲田:それはぜひやっていきましょう。

【プロフィール】
稲田朋美/いなだ・ともみ 早稲田大学卒業後、1985年、弁護士となる。2005年、衆議院選挙に自民党公認で福井1区から出馬し初当選。2012年、第2次安倍内閣で、内閣府特命担当大臣(規制改革・行政改革等)に就任する。2014年から自民党の政務調査会長。

山尾志桜里/やまお・しおり 東京大学卒業後、2004年に検察官となる。2007年退官。2009年の衆議院選挙に、民主党公認で愛知7区から出馬し初当選。現在は民進党の政務調査会長。

※女性セブン2016年6月30日号

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