芸能

雨宮塔子の『NEWS23』抜擢に歯ぎしりするアノ先輩

17年ぶりの古巣復帰となる雨宮塔子

『NEWS23』(TBS系)の新キャスターに決定した雨宮塔子アナ(45)。17年ぶりの古巣復帰となる。TBS局員が雨宮起用の舞台裏をこう明かす。

「『NEWS23』は膳場貴子アナ(41)の産休降板に、4月からキャスター就任予定だった小林悠アナ(30)の体調不良による退社と“看板”の離脱が相次いだ。現在メインキャスターを務める星浩さん(60)は、どうにも華がなく視聴率も低迷している。そこで白羽の矢が立ったのが雨宮だった」

 1999年に同局を退社した雨宮はパリに移住。2002年にはパティシエの青木定治氏と結婚し、2人の子供に恵まれたが2015年に離婚した。

 この間、パリでの生活を綴ったエッセイの連載などの活動はしていたが、メディア露出は限られていた。今回の抜擢にはTBSのこんな狙いがあるという。

「雨宮はテレビ映えするオーラがある上、アナウンス技術も高い。離婚はしたものの主婦層からの支持も得ている。プライドの高いTBSの編成が辞めた人間に頭を下げたわけですから、異例と言えます」(同前)

 だが、元看板アナの“里帰り”が古巣に思わぬ波紋を呼んでいる。歯噛みしていると言われるのが、先輩・渡辺真理キャスター(49)だ。

「TBS時代の雨宮は主にバラエティの担当だった。一方の渡辺は『NEWS23』で筑紫哲也をサポートし、フリー転向後は『ニュースステーション』(テレビ朝日系)でもキャスターを務めるなど、報道畑を歩んできたと自負している。昔から2人の仲が良いのは有名ですが、バラエティ班の雨宮に自分の土俵を荒らされることは、渡辺は快く思っていないはず」(同前)

 また局内からも不満の声が上がっているという。

「若手からは『なんで外部から』という声も少なからずある。しかし、現在『NEWS23』に出演中の皆川玲奈アナ(25)、宇内梨沙アナ(24)らでは、雨宮とレベルが違いすぎる」(TBS幹部)

 さらにこんな影響も指摘されている。

「雨宮起用が“吉”と出れば、今後、同じく人気アナだったOGの進藤晶子(44)の別番組への登用も考えられる。するとますます若手の仕事が減ってしまうでしょう」(同前)

 雨宮の復帰は“星3つ”となるか──。

※週刊ポスト2016年7月15日号

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