国内

4Kテレビ 五輪開幕の1週間前は掘り出し物に出合える率高い

 夏はセールの季節。それは家電量販店も同じだ。特に今年8月にリオオリンピックが控えており、これから値下がりする可能性が高いのは4Kテレビだという。家電コーディネーターの戸井田園子さんがその理由を解説する。

「各量販店ともオリンピック前に売ろうと力を入れています。その分、6、7月の売り上げが低調なら、オリンピック前に大幅値下げの可能性があるのです。開幕1週間前に店舗へ行くと、掘り出し物に出合えるかもしれません」

 開会式は8月5日なので、7月末が狙い目ということになる。

 また、今年の夏は猛暑で、特に残暑が厳しいという予想がある。するとエアコンや扇風機が気になるところだが、戸井田さんは注意を喚起する。

「猛暑になって売り上げが伸びると、量販店は値下げしません。しかも繁忙期は施工業者が忙しく、スケジュールの融通が利かず、工事の質が下がることも。慎重に見極めてください」

 では、テレビ以外のお買い得家電は何なのか。家電コンシェルジュの神原サリーさんは「白物家電は年に1回、新商品が発売されますが、その前後で旧モデルが値下がりします。機能的には新旧あまり変わらないものも多いので、値下がりした旧モデルがお買い得です」と言う。

 この時期は特に、ドラム式洗濯機に注目だ。

「ドラム式洗濯機は8月下旬から9月にかけて新モデルが出始めます。すると、30万円近くした旧モデルが15万円くらいまで値下がりすることも。省エネタイプを選べば、電気代もあまりかかりません」

 その他、夏は冷蔵庫の購入もおすすめだ。

「新モデルが出る10月を前に、価格が下がり始めています。冷蔵庫は暑い夏に故障することが多いですし、9月になると品薄になって適したものが選べなくなってしまうので、買うなら今です」

 前出の戸井田さんは、空気清浄機をすすめる。

「花粉や黄砂のピークが過ぎたので、昨年秋のモデルが底値になっています」

 来春の買い換えを検討していた人は、今がチャンスだ。家電量販店では「展示品」「現品限り」など“在庫処分品”にお得な価格設定がされていることもあるが、これらを買っても損をしないだろうか。前出の神原さんは、展示状況で見極めるべきだと言う。

「家電の劣化は、通電によって進みます。なので、展示中ずっと通電しているテレビは、どれだけ安くなっていたとしてもやめておいたほうがいいでしょう。逆に狙い目は、オーブンレンジや電子レンジなどの調理家電。店頭で試用されるケースが少ないので、機能は保たれていることが多い」

 ファッションにしても家電にしても、このセールの期間をうまく使い、欲しいものを賢くお得に手に入れて、これからの夏本番を楽しもう。

※女性セブン2016年7月21日号

関連キーワード

トピックス

真美子さんが信頼を寄せる大谷翔平の代理人・ネズ・バレロ氏(時事通信)
《“訴訟でモヤモヤ”の真美子さん》スゴ腕代理人・バレロ氏に寄せる“全幅の信頼”「スイートルームにも家族で同伴」【大谷翔平のハワイ別荘訴訟騒動】
NEWSポストセブン
国内統計史上最高気温となる41.8度を観測した群馬県伊勢崎市。写真は42度を示す伊勢崎駅前の温度計。8月5日(時事通信フォト)
《猛暑を喜ぶ人たちと嘆く人たち》「観測史上最高気温」の地では観光客増加への期待 ”お年寄りの原宿”では衣料品店が頭を抱える、立地により”格差”が出ているショッピングモールも
NEWSポストセブン
中居正広氏の騒動はどこに帰着するのか
《中居正広氏のトラブル事案はなぜ刑事事件にならないのか》示談内容に「刑事告訴しない」条項が盛り込まれている可能性も 示談破棄なら状況変化も
週刊ポスト
離婚を発表した加藤ローサと松井大輔(右/Instagramより)
「ママがやってよ」が嫌いな言葉…加藤ローサ(40)、夫・松井大輔氏(44)に尽くし続けた背景に母が伝えていた“人生失敗の3大要素”
NEWSポストセブン
ヒグマの親子のイメージ(時事通信)
【観光客が熊に餌を…】羅臼岳クマ事故でべテランハンターが指摘する“過酷すぎる駆除活動”「日当8000円、労災もなし、人のためでも限界」
NEWSポストセブン
2013年に結婚した北島康介と音楽ユニット「girl next door」の千紗
《金メダリスト・北島康介に不倫報道》「店内でも暗黙のウワサに…」 “小芝風花似”ホステスと逢瀬を重ねた“銀座の高級老舗クラブ”の正体「超一流が集まるお堅い店」
NEWSポストセブン
二階堂ふみとメイプル超合金・カズレーザーが結婚
二階堂ふみ&カズレーザーは“推し婚”ではなく“押し婚”、山田美保子さんが分析 沖縄県出身女性芸能人との共通点も
女性セブン
山下美夢有(左)の弟・勝将は昨年の男子プロテストを通過
《山下美夢有が全英女子オープンで初優勝》弟・勝将は男子ゴルフ界のホープで “姉以上”の期待度 「身長162cmと小柄だが海外勢にもパワー負けしていない」の評価
週刊ポスト
夏レジャーを普通に楽しんでほしいのが地域住民の願い(イメージ)
《各地の海辺が”行為”のための出会いの場に》近隣住民「男性同士で雑木林を分け行って…」 「本当に困ってんの、こっちは」ドローンで盗撮しようとする悪趣味な人たちも出現
NEWSポストセブン
2013年に結婚した北島康介と音楽ユニット「girl next door」の千紗
《北島康介に不倫報道》元ガルネク・千紗、直近は「マスク姿で元気がなさそう…」スイミングスクールの保護者が目撃
NEWSポストセブン
娘たちとの関係に悩まれる紀子さま(2025年6月、東京・港区。撮影/JMPA)
《眞子さんは出席拒否の見込み》紀子さま、悠仁さま成年式を控えて深まる憂慮 寄り添い合う雅子さまと愛子さまの姿に“焦り”が募る状況、“30度”への違和感指摘する声も
女性セブン
違法薬物を所持したとして不動産投資会社「レーサム」の創業者で元会長の田中剛容疑者が逮捕された
「ローションに溶かして…」レーサム元会長が法廷で語った“薬物漬けパーティー”のきっかけ「ホテルに呼んだ女性に勧められた」【懲役2年、執行猶予4年】
NEWSポストセブン