「日本はiPhoneのシェアがスマホユーザーのうち約6割と多いのに、画面が割れたままなど壊れても無理して使っているユーザーが多いです。その印象が強いため、iPhoneは壊れやすいと誤解されています。実際には、アップルストアでの修理手続きが煩雑だったり、修理費用が高かったり、バックアップ方法がわからないといった理由で直していないだけです。キャリアの2年縛り契約があると機種変更もしづらいので、2年経つまで我慢している人も。
そういった煩わしさをなくして、お得に新しいiPhoneを利用できるサービスを提供しようと考えたのが、月額レンタルサービスを始めるきっかけでした。2台目のスマホを持とうと考える人が増えているのでぴったりだと思います。Androidは機種が多すぎるので同じようなサービス提供は難しいですが、同一規格の台数が多いiPhoneユーザーが多い日本だからこそ、可能なサービスだと思います」(前出・河合さん)
前述のiSharing以外にも、5日間5千円からiPhoneを借りられるGoodモバイルや、1日の基本料金が599円になる株式会社ジャパン・エモーションなど、気になるからゲームはしたいけれど、短期でよいと考える人に向いたサービスがある。
ポケモンGOを快適に楽しむためのサービスは、iPhoneのレンタル以外にも登場している。ドリーム・トレイン・インターネット(DTI)が運営する格安SIMサービス「DTI SIM」が、「ポケモンGO」のデータ通信量が1年間無料になる「DTI SIM ノーカウント」を7月18日に発表し、19日から受付を開始した。DTIではスマホレンタルオプションによりiPhoneを利用することもできる。
iPhoneの新機種が発表されても心踊らされることが少なくなり、格安SIMへの関心も落ち着いた感がある最近だが、ポケモンGOの登場によりユーザーの関心が再び高まっているようだ。