ビジネス

女性の肌見せファッション 職場ではどこまで許されるのか

女性ビジネスファッションのドレスコードは?(写真:アフロ)

 猛暑続きの夏、ビジネスファッションもできるだけ薄着にしたいと考える人は多いだろう。男性であれば長袖、または半袖のワイシャツにノーネクタイというスタイルがクールビズの定番となったが、女性はどこまでの軽装が許容範囲なのか、いまいち分からない。企業で明確なドレスコードを持っていない場合はなおさらだろう。

 そこで、社会保険労務士の稲毛由佳さんに、夏の女性のビジネスファッションはどこまで許されるのか、解説してもらった。

 * * *
 シースルーやノースリーブのブラウス、ミニスカートやホットパンツ、ミュール……。暑くなると女性の“肌見せ”ファッションが増えてきます。

 職場であまりにも露出度の高い女性がいると、男性は「どこまで注意してよいかわからない」と思いますし、一方の女性も「どこまで許されるかわからない」と、女性のビジネスファッションは迷走しがちです。

 基本的に職場は仕事を安全かつスムーズに進める場所ですから、業務の円滑な遂行や職場の秩序維持のため、ファッションに一定の制限をつけることは可能です。

 ビジネスファッションは機能的であること、そして、顧客や一緒に働く人に安心感を与えることが大事なポイントになります。職場にふさわしいドレスコードは職場環境づくりのひとつといってもいいでしょう。

 女性の肌見せファッションに対して、「涼しそう」、「華やかでいい」と好感を抱く人もいれば、「目のやり場に困る」、「だらしない」と不快に思う人もいて、職場の意見が分かれてしまうことはよくあります。

 しかし、ビジネスファッションで優先されるべき意見は、不快に思う人の意見です。プライベートな時間と違い、職場では、「好みや考え方があわない人とは付き合わない」は許されません。仕事に支障をきたすからです。

 オフィスでの男性のドレスコードに置き換えると、職場にふさわしい女性のファッションがより判断しやすくなります。

「長ズボンに襟のついたシャツを着用」「ノーネクタイ可、ただし、外してよいのは第一ボタンまで」──。クールビズ期間やカジュアルデーといったある程度ラフな格好が許される期間であっても、男性版のドレスコードは、比較的確立している会社が多いからです。

関連記事

トピックス

大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
大ヒット中の映画『4月になれば彼女は』
『四月になれば彼女は』主演の佐藤健が見せた「座長」としての覚悟 スタッフを感動させた「極寒の海でのサプライズ」
NEWSポストセブン
国が認めた初めての“女ヤクザ”西村まこさん
犬の糞を焼きそばパンに…悪魔の子と呼ばれた少女時代 裏社会史上初の女暴力団員が350万円で売りつけた女性の末路【ヤクザ博士インタビュー】
NEWSポストセブン
華々しい復帰を飾った石原さとみ
【俳優活動再開】石原さとみ 大学生から“肌荒れした母親”まで、映画&連ドラ復帰作で見せた“激しい振り幅”
週刊ポスト
中国「抗日作品」多数出演の井上朋子さん
中国「抗日作品」多数出演の日本人女優・井上朋子さん告白 現地の芸能界は「強烈な縁故社会」女優が事務所社長に露骨な誘いも
NEWSポストセブン
死体損壊容疑で逮捕された平山容疑者(インスタグラムより)
【那須焼損2遺体】「アニキに頼まれただけ」容疑者はサッカー部キャプテンまで務めた「仲間思いで頼まれたらやる男」同級生の意外な共通認識
NEWSポストセブン
学歴詐称疑惑が再燃し、苦境に立つ小池百合子・東京都知事(写真左/時事通信フォト)
小池百合子・東京都知事、学歴詐称問題再燃も馬耳東風 国政復帰を念頭に“小池政治塾”2期生を募集し準備に余念なし
週刊ポスト
(左から)中畑清氏、江本孟紀氏、達川光男氏による名物座談会
【江本孟紀×中畑清×達川光男 順位予想やり直し座談会】「サトテル、変わってないぞ!」「筒香は巨人に欲しかった」言いたい放題の120分
週刊ポスト
大谷翔平
大谷翔平、ハワイの25億円別荘購入に心配の声多数 “お金がらみ”で繰り返される「水原容疑者の悪しき影響」
NEWSポストセブン
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
女性セブン
ホワイトのロングドレスで初めて明治神宮を参拝された(4月、東京・渋谷区。写真/JMPA)
宮内庁インスタグラムがもたらす愛子さまと悠仁さまの“分断” 「いいね」の数が人気投票化、女性天皇を巡る議論に影響も
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン