ビジネス

大人もハマる工場見学 レアな試食体験から小さな穴場まで

理系男子が興味津々? キッコーマン野田工場(右が丹羽さん)

 ここ数年、人気が高まっている工場見学──。かつては小学生の社会科見学というイメージが強かったが、最近では大人もハマる人気スポットとなっている。夏休み期間中に工場見学を予定している人も多いだろう。

「企業側にとっても、消費者と直接触れ合うことができるうえ、固定ファンの獲得にもつながると、見学コースの公開範囲やサービスを年々パワーアップさせています。その結果、充実の試食やお土産、迫力ある製造ラインの公開、楽しませるための演出など、見学者にとってワクワクする工場見学施設が激増しています」

 こう話すのは、多いときは1日に3件、月に10回は工場見学に出掛けるという無類の工場見学マニアで、シティリビングWeb公式ブロガーの丹羽桃子さんだ。丹羽さんがお薦めする食品メーカーの工場見学をテーマ別に紹介しよう。※「」内のコメントは丹羽さん

【レアな試食体験】

●ロッテ狭山工場/埼玉県狭山市新狭山
『キシリトール』などのガムや、『チョコパイ』をはじめとするビスケット類を製造。

「チョコパイは市販のものはしっとりしていますが、出来立てはビスケット生地がサクサクしていて別物のように美味しい! まさにここに来ないと食べられないレア商品です」

●崎陽軒横浜工場/神奈川県横浜市都筑区
 言わずと知れた横浜名物のシウマイメーカー。

「この工場では“昔ながらのシウマイ”と“特製シウマイ”を試食できます。お弁当で食べたことがある人もたくさんいると思いますが、やはり作り立てのシウマイは格別。実際に作られる様子を見た後なので、さらに美味しく感じること間違いなしです」

【レアなお土産ゲット】

●赤城乳業/埼玉県本庄市児玉町
 ロングセラーの『ガリガリ君』を中心とした各種アイスクリームを製造。工場見学は1日3回、100名を限度に受け入れているが、あまりの人気に見学できる当選倍率は500倍ともいわれている。

「ここに来ると、ガリガリ君の形をした消しゴムやクリアファイルなど、子どもだけでなく、文房具マニアにもたまらないお土産がもらえます。また、ハロウィンやクリスマスなど季節ごとのイベントが充実しているのも魅力です」

●味の素川崎工場/神奈川県川崎市川崎区
 選択するコースによって、『ほんだし』や『Cook Do』など、同社の主力商品の製造工程を見学できる。

「味の素コースを選択すると、実際に自分で充填してお土産としてもらえるのですが、見た目がかわいく、持ち歩くと話のネタにもなります。海外旅行などで食があわなかった時に役立つかもしれませんね」

関連記事

トピックス

2011年に放送が開始された『ヒルナンデス!!』(HPより/時事通信フォト)
《日テレ広報が回答》ナンチャン続投『ヒルナンデス!』打ち切り報道を完全否定「終了の予定ない」、終了説を一蹴した日テレの“ウラ事情”
NEWSポストセブン
青森県東方沖地震を受けての中国の反応は…(時事通信フォト)
《完全な失敗に終わるに違いない》最大震度6強・青森県東方沖地震、発生後の「在日中国大使館」公式Xでのポスト内容が波紋拡げる、注目される台湾総統の“対照的な対応”
NEWSポストセブン
安福久美子容疑者(69)の高場悟さんに対する”執着”が事件につながった(左:共同通信)
《名古屋主婦殺害》「あの時は振ってごめんねって会話ができるかなと…」安福久美子容疑者が美奈子さんを“土曜の昼”に襲撃したワケ…夫・悟さんが語っていた「離婚と養育費の話」
NEWSポストセブン
卓球混合団体W杯決勝・中国-日本/張本智和(ABACA PRESS/時事通信フォト)
《日中関係悪化がスポーツにも波及》中国の会場で大ブーイングを受けた卓球の張本智和選手 中国人選手に一矢報いた“鬼気迫るプレー”はなぜ実現できたのか?臨床心理士がメンタルを分析
NEWSポストセブン
数年前から表舞台に姿を現わさないことが増えた習近平・国家主席(写真/AFLO)
執拗に日本への攻撃を繰り返す中国、裏にあるのは習近平・国家主席の“焦り”か 健康不安説が指摘されるなか囁かれる「台湾有事」前倒し説
週刊ポスト
《悠仁さまとの差》宮内庁ホームページ“愛子内親王殿下のご活動”の項目開設に「なぜこんなに遅れたのか」の疑問 皇室記者は「当主の意向が反映されるとされます」
《悠仁さまとの差》宮内庁ホームページ“愛子内親王殿下のご活動”の項目開設に「なぜこんなに遅れたのか」の疑問 皇室記者は「当主の意向が反映されるとされます」
週刊ポスト
優勝パレードでは終始寄り添っていた真美子夫人と大谷翔平選手(キルステン・ワトソンさんのInstagramより)
《大谷翔平がWBC出場表明》真美子さん、佐々木朗希の妻にアドバイスか「東京ラウンドのタイミングで顔出ししてみたら?」 日本での“奥様会デビュー”計画
女性セブン
パーキンソン病であることを公表した美川憲一
《美川憲一が車イスから自ら降り立ち…》12月の復帰ステージは完売、「洞不全症候群」「パーキンソン病」で活動休止中も復帰コンサートに懸ける“特別な想い”【ファンは復帰を待望】 
NEWSポストセブン
「交際関係とコーチ契約を解消する」と発表した都玲華(Getty Images)
女子ゴルフ・都玲華、30歳差コーチとの“禁断愛”に両親は複雑な思いか “さくらパパ”横峯良郎氏は「痛いほどわかる」「娘がこんなことになったらと考えると…」
週刊ポスト
話題を呼んだ「金ピカ辰己」(時事通信フォト)
《オファーが来ない…楽天・辰己涼介の厳しいFA戦線》他球団が二の足を踏む「球場外の立ち振る舞い」「海外志向」 YouTuber妻は献身サポート
NEWSポストセブン
海外セレブも愛用するアスレジャースタイル(ケンダル・ジェンナーのInstagramより)
「誰もが持っているものだから恥ずかしいとか思いません」日本の学生にも普及する“カタチが丸わかり”なアスレジャー オフィスでは? マナー講師が注意喚起「職種やTPOに合わせて」
NEWSポストセブン
山上徹也被告(共同通信社)
「旧統一教会から返金され30歳から毎月13万円を受け取り」「SNSの『お金配ります』投稿に応募…」山上徹也被告の“経済状況のリアル”【安倍元首相・銃撃事件公判】
NEWSポストセブン