「でも、渡辺さんは沖縄だけ顔を見せなかった。スケジュールの都合などではなく、あえて“行かなかった”そうです」(前出・映画関係者)
その理由は、沖縄編にオーディションを経て役を勝ちとった広瀬と佐久本宝(17才)という2人の若手が出演していたから。
「李相日監督は、かなり厳しい演技指導をすることで有名です。時には怒鳴り声を通り越して罵声を浴びせることも。今回の映画でも、経験の少ない広瀬さんと佐久本さんはそれはこっぴどく叱られていました。渡辺さんは、映画『許されざる者』で李監督とタッグを組んだこともあり、やり方もよく知っています。もし自分が沖縄に顔を出したら、そんな2人のギリギリの緊張感に水を差しかねない。最高の作品にするための気遣いだったようです」(前出・映画関係者)
広瀬はクランクアップ後のインタビューで「死にかけてた」と語っていた。その陰に、座長として、芸能界の先輩としての渡辺の親心があった。
※女性セブン2016年10月13日号