ライフ

相性悪い医師は変えてもいい セカンドオピニオンの受け方

 医師と患者はコミュニケーションが大切だが、“相性”はどうしてもあるだろう。例えば、治るかどうか医師に断言してほしい患者と、そうでない患者がいる。その2人に同様に見通しを伝えたらどうか。また、病気について患者も勉強した方がいいのに、医師の中には、「素人のくせに」と取り合ってくれないことも。では、どうしたらいいのか。

「医師が、患者によって対応を変えることはありません。ですから、“合わない”と思ったら、患者が医師を変えるしかありません。文句を言っているだけでがまんしていたら、病状が進行する可能性もあります」(松戸神経内科と東京高輪病院に勤務する現役医師・高橋宏和さん)

 この医師は合わないと患者が思っていると、医師も合わないと感じているケースが多い。遠慮は不要。命を預ける相手は納得いくまで選ぼう。

 なお、最近は患者が別の医師の意見を求める「セカンドオピニオン」が珍しくなくなった。しかし、他の医師の意見を聞くことに、主治医は抵抗を感じないのか、気になるところ。

「ある調査では、8割以上の医師が“セカンドオピニオンを求められても不快に感じない”と答えています。互いに疑心暗鬼になるよりいいので、遠慮せず受けていいと思います」

 と高橋さん。主治医に言いにくい場合は、「息子がどうしても受けろというので」などと家族のせいにするのも手。セカンドオピニオンを受ける場合、主治医に紹介状を書いてもらって検査結果などを借り、セカンドオピニオン外来に依頼する。料金は1万~3万円ほど。

※女性セブン2016年10月13日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
大阪桐蔭野球部・西谷浩一監督(時事通信フォト)
【甲子園歴代最多勝】西谷浩一監督率いる大阪桐蔭野球部「退部者」が極度に少ないワケ
NEWSポストセブン
がんの種類やステージなど詳細は明かされていない(時事通信フォト)
キャサリン妃、がん公表までに時間を要した背景に「3人の子供を悲しませたくない」という葛藤 ダイアナ妃早逝の過去も影響か
女性セブン
創作キャラのアユミを演じたのは、吉柳咲良(右。画像は公式インスタグラムより)
『ブギウギ』最後まで考察合戦 キーマンの“アユミ”のモデルは「美空ひばり」か「江利チエミ」か、複数の人物像がミックスされた理由
女性セブン
30年来の親友・ヒロミが語る木梨憲武「ノリちゃんはスターっていう自覚がない。そこは昔もいまも変わらない」
30年来の親友・ヒロミが語る木梨憲武「ノリちゃんはスターっていう自覚がない。そこは昔もいまも変わらない」
女性セブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
大谷翔平の通訳・水原一平氏以外にもメジャーリーグ周りでは過去に賭博関連の騒動も
M・ジョーダン、P・ローズ、琴光喜、バド桃田…アスリートはなぜ賭博にハマるのか 元巨人・笠原将生氏が語る「勝負事でしか得られない快楽を求めた」」
女性セブン
”令和の百恵ちゃん”とも呼ばれている河合優実
『不適切にもほどがある!』河合優実は「偏差値68」「父は医師」のエリート 喫煙シーンが自然すぎた理由
NEWSポストセブン
大谷翔平に責任論も噴出(写真/USA TODAY Sports/Aflo)
《会見後も止まらぬ米国内の“大谷責任論”》開幕当日に“急襲”したFBIの狙い、次々と記録を塗り替えるアジア人へのやっかみも
女性セブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン