スポーツ

京大式「3連複重視」理論ならGI的中はそれほど難しくない

京大式「3連複重視」理論とは?

 秋競馬もいよいよ本番。10月には秋華賞(16日)、菊花賞(23日)、天皇賞(30日)とビッグレースが目白押しだ。そんな中、京大大学院を休学し競馬予想家に転じた久保和功氏の競馬本が話題になっている。『京大式 最強の馬券セミナー』の著者・久保氏にきいた。

「大学院時代、競馬場のパドックで偶然出会った競馬予想家の赤木一騎氏に教えを乞うと、驚くほど勝率が上がったことで、虜になった。そのまま休学し、この道に入りました」

 久保氏の京大式必勝法は「馬券の買い方」にある。

「最初から穴ありきで人気薄の馬券を買うのはオススメできない。あくまで軸馬は人気馬から選ぶべきです。これで大きく勝率は変わる。私は、まず軸に据えた馬の単勝の倍率が3倍を超えれば、シンプルに単勝を交ぜて買いますね」

 実際、2013年のフェブラリーステークスから2016年の宝塚記念まで、平地(障害以外)で開かれたGI77レースで、1~3番人気馬が1頭も馬券にからまなかったのは、わずか6レースだという。

「つまり、1~3番の人気馬から軸となる馬さえしっかり選べば、GI的中はそれほど難しくない」(同前)

 そんな久保氏が強く推奨する買い方が、着順不問で1~3着の組み合わせを予想する「3連複」だ。

「1頭の軸馬を決めて、2軸目となる馬を3頭、3軸目を10頭以上選んで買えば、馬券的中確率が高くなる。1~5番人気馬がすべて4着以下になる確率は低いので、軸馬をきっちり選べれば、『3連複』は的中しやすい。しかも穴馬が1頭でも入れば、大きなリターンを期待できる」

 必然的に購入額も多くなるが、「3連複の平均配当は約2万5000円と高く、的中率も良いので高配当を狙ってチャレンジしてほしい」(同前)と強調する。

 もちろん、久保氏が軸を選ぶ基準は単に人気だけではない。注目するのは「推定3ハロン」のタイムだ。

「まず、過去のレースから前・後半3ハロン(約600メートル)の速い馬を算出。前・後半3ハロンどちらが速い馬が該当レースで有利なのか、コースや距離などから判断します」

 芝のGIレースを例にすると、過去6年間のデータから、「推定後半3ハロン」のタイムが1位の馬の勝率が高いため、要注目だ。

※週刊ポスト2016年10月14・21日号

関連記事

トピックス

第一子を出産した真美子さんと大谷
《デコピンと「ゆったり服」でお出かけ》真美子さん、大谷翔平が明かした「病院通い」に心配の声も…出産直前に見られていた「ポルシェで元気そうな外出」
NEWSポストセブン
2000年代からテレビや雑誌の辛口ファッションチェックで広く知られるようになったドン小西さん
《今夏の再婚を告白》デザイナー・ドン小西さんが選んだお相手は元妻「今年70になります」「やっぱり中身だなあ」
NEWSポストセブン
2021年に裁判資料として公開されたアンドルー王子、ヴァージニア・ジュフリー氏の写真(時事通信フォト)
「王子と寝ろ」突然のバス事故で“余命4日”ののち命を絶った女性…告発していた“エプスタイン事件”【11歳を含む未成年者250名以上が被害に】
NEWSポストセブン
人気シンガーソングライターの優里(優里の公式HPより)
《音にクレームが》歌手・優里に“ご近所トラブル”「リフォーム後に騒音が…」本人が直撃に語った真相「音を気にかけてはいるんですけど」
NEWSポストセブン
世界中を旅するロリィタモデルの夕霧わかなさん。身長は133センチ
「毎朝起きると服が血まみれに…」身長133センチのロリィタモデル・夕霧わかな(25)が明かした“アトピーの苦悩”、「両親は可哀想と写真を残していない」オシャレを諦めた過去
NEWSポストセブン
キャンパスライフをスタートされた悠仁さま
《5000字超えの意見書が…》悠仁さまが通う筑波大で警備強化、出入り口封鎖も 一般学生からは「厳しすぎて不便」との声
週刊ポスト
事実上の戦力外となった前田健太(時事通信フォト)
《あなたとの旅はエキサイティングだった》戦力外の前田健太投手、元女性アナの年上妻と別居生活 すでに帰国の「惜別SNS英文」の意味深
NEWSポストセブン
エライザちゃんと両親。Facebookには「どうか、みんな、ベイビーを強く抱きしめ、側から離れないでくれ。この悲しみは耐えられない」と綴っている(SNSより)
「この悲しみは耐えられない」生後7か月の赤ちゃんを愛犬・ピットブルが咬殺 議論を呼ぶ“スイッチが入ると相手が死ぬまで離さない”危険性【米国で悲劇、国内の規制は?】
NEWSポストセブン
1992年にデビューし、アイドルグループ「みるく」のメンバーとして活躍したそめやゆきこさん
《熱湯風呂に9回入湯》元アイドル・そめやゆきこ「初海外の現地でセクシー写真集を撮ると言われて…」両親に勘当され抱え続けた“トラウマ”の過去
NEWSポストセブン
左:激太り後の水原被告、右:
【激太りの近況】水原一平氏が収監延期で滞在続ける「家賃2400ドル新居」での“優雅な生活”「テスラに乗り、2匹の愛犬とともに」
NEWSポストセブン
笑顔に隠されたムキムキ女将の知られざる過去とは…
《老舗かまぼこ屋のムキムキ女将》「銭湯ではタオルで身体を隠しちゃう」一心不乱に突き進む“筋肉道”の苦悩と葛藤、1度だけ号泣した過酷減量
NEWSポストセブン
折田楓氏(本人のinstagramより)
「身内にゆるいねアンタら、大変なことになるよ!」 斎藤元彦兵庫県知事と「merchu」折田楓社長の“関係”が県議会委員会で物議《県知事らによる“企業表彰”を受賞》
NEWSポストセブン