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2016.10.12 07:00  週刊ポスト

心筋梗塞、脳梗塞、高血圧、糖尿病 薬や治療法の本当の実力

【高血圧 ACE阻害薬や利尿薬などの降圧薬の服用による5年間の高血圧治療】
○250人に1人は死亡を回避。67人に1人は脳卒中を避けられ、100人に1人は心筋梗塞を回避できる。
×10人に1人は立ちくらみや咳などの副作用から服用を続けることが不可能になる。

 降圧剤による副作用はしばしば問題視される。しかし、室井氏は相対的にメリットが上回っていると分析する。

「降圧剤には様々な種類がありますが、この2つの薬剤のNNTは死亡を回避させる大きなメリットがあります。副作用の発生確率は高いですが、その症状が比較的軽いことを考慮すれば選択する価値はあると思います」

【糖尿病 インスリン治療】
○250人に1人が脚の切断を回避。
×6人に1人が低血糖で入院。

 血糖値を下げるインスリンを使っている糖尿病患者も多いが、「血糖値を下げすぎると、小さくないデメリットもあるので注意が必要」と室井氏は指摘する。「低血糖による脳や心臓へのダメージが、意識障害や不整脈、心筋梗塞を招きかねない」(同前)

 NNTの数字はあくまで統計上の数値であり、絶対的なものではない。NNTの被験者に対する追跡期間の多くは5~8年程度で、ある一定期間の観察から導き出された数字だ。その後も追跡調査を継続すれば、数値が変動する可能性はある。

※週刊ポスト2016年10月14・21日号

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