そして知ったんだが、昔の検便ってアルミの小さな容器みたいなヤツに便を入れたんだけど、今はなんだかずいぶんとハイテクっぽくなっている。しかし、そのキットを取りにわざわざ病院に行った面倒臭さを上回る面倒臭さが実際の検便作業では待っていた。
だって外出中とかじゃ検便できないじゃない? キットを持ち歩いてもさ、やっぱり公衆トイレでこの作業はしにくいですよ。ということで家で排便するように排便コントロールをしなきゃいけない。外出中に催したら、もう家に帰るまで我慢しなきゃいけない。それも1回じゃなく2回も!
そんな面倒臭い及び、本当に臭気も臭い作業を2度繰り返し、いざ検査の当日がやってくる。
(第2回へつづく)