芸能

写真家・清水清太郎氏も舌巻く中森明菜の自分プロデュース力

写真家の清水清太郎氏

 肉欲的で被写体の色香が匂い立つような写真を得意とする写真家の清水清太郎氏。40年以上、数多くの女性を撮影してきた中で、清水氏が舌を巻くほどセルフプロデュース能力に長けたモデルがいる。

 特に『十戒』、『飾りじゃないのよ涙は』のレコードジャケットを撮影し、1984年の1年間、オフィシャルカメラマンを務めた中森明菜は別格だったと語る。

「コンサートの時。開始時間が近づくにつれ、超満員の客がだんだん騒ぎ出すわけよ。ところが時間になっても明菜が出てこない。裏では舞台監督とか皆が明菜に“出て!”っていってるのに、あの子は構えて全然出て行かないんだ」

 徐々に客席が騒ぎ始める。そしてこれ以上はパニックになるという頃合いになった時、「ドーンと、ドアを蹴っ飛ばすような勢いで出て行った。その瞬間に会場は最高潮だよ。こいつはすごいなって思った。自分で演出してんだなって」

 同様に感心させられたのが川島なお美だった。

「こういう私を撮ってほしい、こういう衣装がいいというアイデアをどんどん出してくる。自分の中でイメージができるんだろうな。頭が良い子だったね」

 還暦を超えた今も、次の被写体を探し、精力的に撮影を続ける清水氏。その原動力は何か。

「そんなの理由は一つだよ。綺麗な女性が、そして写真が大好きだから。これに尽きるね」

※週刊ポスト2016年11月11日号

関連記事

トピックス

死亡が確認されたシャニさん(SNSより)
《暴徒に唾を吐きかけられ…》ハマスに半裸で連行された22歳女性の母親が“残虐動画の拡散”を意義深く感じた「悲しい理由」
NEWSポストセブン
大谷のサプライズに驚く少年(ドジャース公式Xより)
大谷翔平、始球式サプライズに「なんてナイスガイなんだ」と全米絶賛 幻となった“真美子夫人の始球式”は7月以降に実現の可能性
女性セブン
9月の誕生日で成年を迎えられる(4月、東京・町田市。写真/JMPA)
【悠仁さまの大学進学】幼稚園と高校は“別枠”で合格、受験競争を勝ち抜いた経験はゼロ 紀子さまが切望する「東京大学」は推薦枠拡大を検討中
女性セブン
所属事務所は不倫を否定(時事通信フォト)
《星野源と新垣結衣が完全否定》「ネカフェ生活」NHK・林田理沙アナとの疑惑拡散の背景「事務所が異例の高速対応」をした理由
NEWSポストセブン
【ネットは見なければ平和】大ヒットエッセイ『九十歳。何がめでたい』が映画化、佐藤愛子さんのかっこよすぎる生き方と考え方
【ネットは見なければ平和】大ヒットエッセイ『九十歳。何がめでたい』が映画化、佐藤愛子さんのかっこよすぎる生き方と考え方
女性セブン
スキャンダル写真で芸能界を震撼させた『BUBKA』
《90年代アイドルを震撼させた月刊誌『BUBKA(ブブカ)』》の創刊編集長が急死していた スキャンダル写真で物議「スクープ100万円」「複数訴訟」の全盛期
NEWSポストセブン
杉咲花と若葉竜也に熱愛が発覚
【初ロマンススクープ】杉咲花が若葉竜也と交際!自宅でお泊り 『アンメット』での共演を機に距離縮まる
女性セブン
5月に入り病状が急変し、帰らぬ人となった中尾彬さん
【中尾彬さん逝去】数か月体調優れず、5月に入って容体が急変 葬儀は近親者のみ、妻・池波志乃さんは憔悴しながらも参列者に感謝
女性セブン
全国赤十字大会ではスピーチに目を潤ませる場面もあった(4月、東京・千代田区。写真/JMPA)
『虎に翼』を楽しんでいらっしゃる雅子さまと愛子さま 女性天皇への期待高まるなか、揺れるお立場に「日本初の女性弁護士の物語」を重ねられて
女性セブン
女子ゴルフ界の新星として注目を集める清本美波
【プロテストでトップ合格】女子ゴルフ界の新星・清本美波、女子大生と二足のわらじを履く18歳「目標はタイガー・ウッズ」
週刊ポスト
詐取の疑いで逮捕された元宝塚“大滝子”こと光原エミカ(HPより)
《『水ダウ』ざます企画に出演》元宝塚・月組トップスターが現金1000万円詐取の疑いで逮捕「ディナーショーが8万円に値上がり」ファンが察知した違和感
NEWSポストセブン
亡くなったシャニさん
《7か月を経て…》ハマスに半裸で連行された22歳女性が無言の帰宅、公表された最期の姿「遺体の状態は良好」「肌もタトゥーもきれいに見える」
NEWSポストセブン