「この曲は1994年、木村くんが出演する『オロナミンC』のCMソングだったので、元気な曲にしようと思っていました。でも、他のアイドルのようにただ明るくて元気なだけの曲はSMAPらしくない。苦労して、やっと人気を勝ち取った彼らのために、“どうにもならないこともあるけれど、それでも前を向いて頑張ろうよ”という意味をこめました。『山ほどむかつくことはあるけれど』というフレーズがまさにそうで、なにくそ! という反骨精神がSMAPのカラーに合っている気がしたんです」(森氏)

 同シングルはそれまでのSMAP史上最高となる40万枚を売り上げ、彼らの人気を不動のものにした。2011年にリリースされたベストアルバム『SMAP AID』でのファン投票では1位に選ばれている。

 1996年には『青いイナズマ』『SHAKE』『ダイナマイト』と森氏が3作連続で作詞を担当。いずれも1990年代のSMAPの代名詞ともいえるほどの超人気楽曲となった。

「歌はCDの中に残りはするけれど、生き続けるためには歌ってもらうしかないんです。20年以上も前の曲が今なお人々の中に息づいているのは、SMAPのメンバーがずっと輝き続け、歌い続けてくれたからこそ。彼らには心から感謝しています。SMAPとかかわることができて、私は幸せでした」(森氏)

※女性セブン2016年11月24日号

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