芸能

娘をがんで亡くしたキャシー中島「悲しみに浸ると楽なんです」

子供の死をどう乗り越えたらいいのか…

 キャシー中島(64才)は、1969年に『レナウン』のCMでデビューし、モデルやタレントとして活躍。1979年に俳優の勝野洋(67才)と結婚し、1男2女をもうけた。長女の七奈美さん(享年29)と次女の雅奈恵(34才)は母の血を受け継いで1998年にペアで写真集を発売。その後七奈美さんはモデルやジュエリーデザイナーとして、雅奈恵は女優として才能を発揮する。

 そんな順風満帆な勝野家だったが、2009年2月、七奈美さんに肺がんが見つかり、同年7月7日にこの世を去ってしまう。あまりに突然だった娘の死からようやく7年たった今年の2月、今度は自身が皮膚がんになり、手術を受けた。

 がんで家族を亡くした人は、落ち込み、精神のバランスを崩しやすい。がん患者の遺族の3分の1がうつ病と診断されたという調査もある。キャシーも例外ではなかった。亡くなってすぐのことやお葬式のことは、覚えていないと言う。

「自己防衛なのかもしれません。半年くらいは、まだ娘がそこにいるような気がして、空虚感はあまりなかったんです。けれど、1年近く経つと、やっぱりいないんだという気持ちが出てきましたね」(キャシー・以下「」内同)

 それでも、止まっていられないと思い、前に進もうとした。

「悲しみの中に浸っていると、楽なんです。家でお姉ちゃんとずっと話していればいいんだから。だけど、お姉ちゃんが好きなのは、明るいママだから、何があっても前へ。子供たちも、お姉ちゃんから人生は一度きりだと学んだ、やり残したことがあってはいけないと言って、亡くなった1年後に2人とも家を出て、パリに留学しました」

 キャシーは自らを奮い立たせるように、明るい色の洋服を着て、精力的に仕事をこなすようになる。「娘さんを亡くしたばかりなのにあんな色の服を着て歩けるのね」と心ない言葉をかける人もいたが、それでも明るく振る舞った。

関連記事

トピックス

多忙なスケジュールのブラジル公式訪問を終えられた佳子さま(時事通信フォト)
《体育会系の佳子さま》体調優れず予定取り止めも…ブラジル過酷日程を完遂した体力づくり「小中高とフィギュアスケート」「赤坂御用地でジョギング」
NEWSポストセブン
麻薬密売容疑でマグダレナ・サドロ被告(30)が逮捕された(「ラブ・アイランド」HPより)
ドバイ拠点・麻薬カルテルの美しすぎるブレイン“バービー”に有罪判決、総額103億円のコカイン密売事件「マトリックス作戦」の攻防《英国史上最大の麻薬事件》
NEWSポストセブン
広島県を訪問された天皇皇后両陛下(2025年6月、広島県。撮影/JMPA)
皇后雅子さま、広島ご訪問で見せたグレーのセットアップ 31年前の装いと共通する「祈りの品格」 
NEWSポストセブン
無期限の活動休止を発表した国分太一(50)。地元でもショックの声が──
《地元にも波紋》「デビュー前はそこの公園で不良仲間とよくだべってたよ」国分太一の知られざる “ヤンチャなTOKIO前夜” 同級生も落胆「アイツだけは不祥事起こさないと…」 【無期限活動停止を発表】
NEWSポストセブン
政治学者の君塚直隆氏(本人提供)
政治学者・君塚直隆氏が考える皇位継承問題「北欧のような“国民の強い希望”があれば小室圭さん騒動は起きなかった」 欧州ではすでに当たり前の“絶対的長子相続制”
週刊ポスト
TOKIOの国分太一(右/時事通信フォトより)
《あだ名はジャニーズの風紀委員》無期限活動休止・国分太一の“イジリ系素顔”「しっかりしている分、怒ると“ネチネチ系”で…」 “セクハラに該当”との情報も
NEWSポストセブン
月9ドラマ『続・続・最後から二番目の恋』主演の中井貴一と小泉今日子
今春最大の話題作『最後から二番目の恋』最終話で見届けたい3つの着地点 “続・続・続編”の可能性は? 
NEWSポストセブン
『ザ!鉄腕!DASH!!』降板が決まったTOKIOの国分太一
《どうなる“新宿DASH”》「春先から見かけない」「撮影の頻度が激減して…」国分太一の名物コーナーのロケ現場に起きていた“異変”【鉄腕DASHを降板】
NEWSポストセブン
出廷した水原被告(右は妻とともに住んでいたニューポートビーチの自宅)
《水原一平がついに収監》最愛の妻・Aさんが姿を消した…「両親を亡くし、家族は一平さんだけ」刑務所行きの夫を待ち受ける「囚人同士の性的嫌がらせ」
NEWSポストセブン
夫・井上康生の不倫報道から2年(左・HPより)
《柔道・井上康生の黒帯バスローブ不倫報道から2年》妻・東原亜希の選択した沈黙の「返し技」、夫は国際柔道連盟の新理事に就任の大出世
NEWSポストセブン
新潟で農業を学ことを宣言したローラ
《現地徹底取材》本名「佐藤えり」公開のローラが始めたニッポンの農業への“本気度”「黒のショートパンツをはいて、すごくスタイルが良くて」目撃した女性が証言
NEWSポストセブン
1985年春、ハワイにて。ファースト写真集撮影時
《突然の訃報に「我慢してください」》“芸能界の父”が明かした中山美穂さんの最期、「警察から帰された美穂との対面」と検死の結果
NEWSポストセブン