47もある都道府県。それぞれに“県民性”というものがあるという。たとえば、「節約主婦率」がもっとも高いのが北海道なのだ。電子チラシサービス『Shufoo!』で行った、既婚女性5万5845人を対象にした意識調査によると、「極力お金をかけたくない」という節約志向が最も高いのは北海道エリア。特に食品・飲料(56.5%)や、教育費(68.9%)を節約したいという割合が高い。
25年間にわたって県民性を研究し、『新出身県でわかる人の性格』などの著書がある岩中祥史さん(66才)はこう話す。
「北海道ってモノの値段は高くないけれど、移動にお金がかかりますよね。車で買い出しに行くのに、スーパーまで30~40km走らせるなんてこともザラ。ガソリン代がかかる分、モノは安く買おうという意識になるんでしょう。それに、冬になれば暖房費や除雪のための諸経費がかかる。常に節約のことを考えておかないといけませんからね」
一方、青森県民も節約の意識が高い。総務省「全国消費実態調査」の結果を平成25年から27年平均値で見てみると、青森市の年間外食費は、8万2289円で全国最下位。月に換算するとわずか6857円! おうちごはん大好きNo.1は青森県民と言えそう。極寒の地で、“人見知り”と言われがちな県民性ゆえなのかもしれない。
なお、外食費1位は東京都区部で年間23万5321円。2位は名古屋市で20万1221円だった。
※女性セブン2017年1月5・12日号