ビジネス

グーグル翻訳が劇的な進歩 翻訳経費の年間100万円削減も可

バーチャル・リアリティは現実に近づいている AP/AFLO

 囲碁や将棋などの世界で「人工知能と人間の対決」を見る機会が増えた。テクノロジーのさらなる進化は、この世界に何をもたらすのか。世界最先端の研究を続ける筑波大学助教・落合陽一氏が、近未来の姿を解説する。

 * * *
 人工知能(AI)やバーチャル・リアリティ(VR)の進化はあちこちで報じられていますが、そのスピードはおそらく、多くの人の理解を超えたものになっていると言えます。

 たとえば、グーグル翻訳。少し前まで、機械翻訳は「使い物にならない」と言われていました。が、この1年だけをとっても、その進歩は劇的なものがあります。

 日本語の論文は冒頭にたいてい日本語と英語で概要が書いてあります。これを、研究者が自分で英語に訳したものと、近頃のグーグル翻訳にかけて英語に訳したものを比べると、「圧倒的にグーグル翻訳の勝ち」のケースが多いのです。

 前者は日本人にありがちな直訳風の英語ですが、グーグル翻訳はほぼ完璧で自然な英語です。そのため僕の研究室で論文を翻訳する際にも、英語翻訳業者を使わなくなりました

 グーグル翻訳にかけてから、不自然な部分だけ自分で直せばいい。これで翻訳経費を年間100万円ぐらい節約できます。

 翻訳という分野に限れば、すでにシンギュラリティ(人工知能が人間の能力を超える技術的特異点)が実現してしまったわけです。

●おちあい・よういち/1987年生まれ。筑波大学助教。メディア・アーティスト。東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。IPA(独立行政法人情報処理推進機構)認定スーパークリエータ。著書に『これからの世界をつくる仲間たちへ』『魔法の世紀』がある。

※SAPIO2017年2月号

トピックス

高市首相の足元に燻る「旧統一教会隠し解散」疑惑
《最側近が認めた「教会での応援集会」参加》高市首相の足元に燻る「旧統一教会隠し解散」の疑念…現官房副長官の回答が示す「“TM(トゥルー・マザー)文書”の信憑性」
NEWSポストセブン
過激派組織「イスラム国(ISIS)」のジェノサイドを生き延びたイラク出身の女性シパン・カリルさん(Instagramより)
「ソファに縛りつけられたまま…」「薬を飲まされて暴行される日々が数か月続いた」ISIS最高幹部の“サバヤ(性奴隷)”にされたイラク人女性(26)必死の訴え
NEWSポストセブン
殺人の疑いで逮捕された大内拓実容疑者(28)。ネイリストの小松本遥さんをストーカーしていた可能性も浮上している(本人SNSより)
「“推しの子”を見つけて通うタイプ」「キャバクラの女の子に頻繁に連絡」飲食店で出会い交際、破局の果てにストーカー化…大内拓実容疑者(28)の“夜の顔”《水戸市・ネイリスト女性刺殺事件》
NEWSポストセブン
稀代のコメディアン・志村けん
《志村けんさんの3億円豪邸跡地》閑静な住宅街に「カン、カン」と音が…急ピッチで工事進める建設会社は“約9000万円で売り出し中”
NEWSポストセブン
政界を引退する意向を表明した菅義偉氏(時事通信フォト)
〈もう反応がほとんどない…〉政界引退の菅義偉元首相、接待疑惑の“ロン毛”長男ではなく「かばん持ち」から始めた叩き上げの秘書が後継指名された理由
NEWSポストセブン
33歳という若さで亡くなった韓国人女性インフルエンサー、ビョン・アヨンさん(Instagramより)
「何かを注射されたのでは」「発見時に下着が逆向きで…」カンボジアで起きた韓国人美女インフルエンサー殺害・死体遺棄事件【3年間も未解決の“闇”】
NEWSポストセブン
フリースタイルスキー界のスター、アイリーン・グー選手(時事通信フォト)
〈完璧すぎる…〉雪の女王が「ビキニ一枚写真投稿」で話題に 22歳の谷愛凌選手、ミラノ冬季五輪へ スキー×学業×モデル“三刀流”の現在地
NEWSポストセブン
中国出身の女性インフルエンサー・Umiさん(TikTokより)
「400人以上が行方不明に」中国人美女(20)が変わり果てた姿で発見…韓国にも忍びよる“カンボジアの闇” インフルエンサーが発信していた“SOS”
NEWSポストセブン
茨城県水戸市のアパートでネイリストの小松本遥さん(31)が殺害された事件で1月21日、元交際相手の大内拓実容疑者(28)が逮捕された(知人提供)
《水戸市ネイリスト刺殺》「ぞろぞろ警察がきて朝から晩まで…」元交際相手の大内拓実容疑者(28)“逮捕前夜” 近隣住民の知人は「ヤンチャな子が集まってた」と証言
NEWSポストセブン
歌舞伎役者・中村鶴松(本名・清水大希)容疑者
《歌舞伎・中村鶴松が泥酔トイレ蹴りで逮捕》「うちじゃないです」問題起きたケバブ店も口をつぐんで…関係者が明かす“中村屋と浅草”ならではの事情
NEWSポストセブン
ブルックリン・ベッカムと、妻のニコラ・ペルツ(Instagramより)
《ベッカム家に泥沼お家騒動》長男ブルックリンが父母に絶縁宣言「一生忘れられない屈辱的な記憶」は結婚式で実母ヴィクトリアとの“強制ファーストダンス”、新婦は号泣
NEWSポストセブン
一般人を巻き込んだ過激な企画で知られるイギリス出身のインフルエンサーのボニー・ブルー(Instagramより)
「行為を終える前に準備」「ゴー、ゴー、ゴーです」金髪美女インフルエンサー(26)“12時間で1000人以上”を記録した“超スピード勝負な乱倫パーティー”の実態
NEWSポストセブン