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「今年はバブル元年」 闇株新聞主宰者指摘の2つの要因

相場のプロも注目(闇株新聞HPより)

 年明け早々から大幅な上昇を見せた日本の株式市場だが、投資のプロたちの間ではさらなる急騰局面の到来が囁かれている。注目を集めているのが、兜町関係者がこぞって熟読し、相場動向をピタリと言い当てることで知られる金融情報サイト『闇株新聞』が、「今年はバブル元年」と宣言したことだ。いよいよ日本経済に約30年ぶりの「バブル」がやってくるのか──。

「相場のプロの間でも『闇株新聞』の愛読者は多い」

 そう語るのは、投資情報を提供する「カブ知恵」代表の藤井英敏氏だ。『闇株新聞』とは2010年に開設された金融情報サイト。藤井氏が続ける。

「このサイトが一般的な経済紙と違うのは、政治や国際情勢に関連した情報まで含めてレポートし、筆者が独自の視点で解説しているところです。他では読めないディープな情報と分析に定評があります」

 投資のプロたちの間では無料で見られる同サイト内のブログだけでなく、2012年にスタートした有料メルマガ『闇株新聞プレミアム』も人気を博しているという。

 取材から記事執筆までをたった1人で行なう主宰者のA氏は、プロフィールや人物像がほとんど明らかにされていない。そんな謎の人物が書くブログが一躍、脚光を浴びたのは2011年のオリンパスの損失隠し問題(※注)だった。

【※注/オリンパスが、保有する金融商品の評価損を決算の際に隠蔽していた事件。1997年頃から損失隠しがスタートし、1000億円もの損失を15年間隠し続けていた】

 この時、『闇株新聞』は新聞やテレビなど大手メディアを出し抜き、事件の背景や「飛ばし」と呼ばれる損失隠しの具体的な手口まで次から次へと詳細に報じた。後にそれらがすべて真実だとわかり、関係者を震撼させた。以来、マスコミ関係者や著名アナリストなど、「愛読者」は多い。

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