芸能

マイケルの娘パリス「父は殺害された。犯人への復讐を望む」

米『ローリング・ストーン』誌で復讐を「宣戦布告」したパリス・ジャクソン

 2009年に亡くなったマイケル・ジャクソン(享年50)の娘であるパリス・マイケル・ジャクソン(18才)のインタビューが話題となっている。

 米カルチャー誌『ローリング・ストーン』の最新号に掲載された大特集『パリスが沈黙を破った』というそのインタビュー記事。パリスは、父の死後、道を外してしまったことや自殺を図ったことなどを告白した。そして、父マイケルの死についても衝撃の言葉を続けた。

《父は自分を殺そうとしている人たちについても匂わせていたわ。ある時、“いつか彼らに殺される”と言っていた》

◆ハメられたのよ 最悪ね

 自殺か他殺か。マイケルの死を巡っては、いまだにこの議論が尽きない。マイケルの主治医で、大量の麻酔薬を投与し、死を招いたとして禁固4年の有罪判決を受けたコンラッド・マレー医師は、昨年7月に自叙伝『This Is It!』を出版。

 同書の中でマレー氏は自身の殺害疑惑を全否定し、殺害説を主張するマイケルの子供たちを「洗脳されている」と一蹴した。

 だが、今回のインタビューで、パリスは「父は殺害された」と確信していることを明かしている。

《そんなの目に見えているじゃない。全ての出来事がそのことを物語っている。こう言うとくだらない陰謀説やトンデモ論に聞こえるかもしれないけど、本当のファンや家族ならみんな知ってる。ハメられたのよ。最悪ね》

 当時、“多くの人たち”がマイケルの死を望んでいたと主張するパリス。「犯人への復讐を望むか」という同誌記者の質問に、彼女は“宣戦布告”の言葉を発した。

《当然よ。絶対にそうする。でもこれはチェスのように戦略的に動かなければならないことなの。そして私は正しい手を打っていこうとしている。今言えることはそれだけ》

 マイケルの死後、彼の実母とパリスを含む3人の子供たちは、マレー氏を専属医師として雇った興行会社『AEGライブ』にも責任があるとして民事訴訟を起こしている(2013年10月に原告が敗訴)。

 裁判に負けても、遺族の闘いは終わっていない──。パリスの言葉が、その事実を示していた。10億ドル以上といわれるマイケルの遺産は、段階的にパリスに支払われている。

「莫大な財を持つ彼女は今、マイケルが住んでいたロスの大豪邸で、バンドマンの恋人と同棲中です。マイケルのCDジャケットや彼の言葉を全身にタトゥーで彫っており、その数は50を超えるほど。文字通り、父の存在を皮膚に刻み込んでいます」(在米ジャーナリスト)

 父から受け継いだカリスマ性をハリウッドが見逃すはずもなく、2013年に女優デビューを果たし、今年1月、シャネルのモデルに抜擢された。一挙手一投足が注目されるパリスは、父と同じ世界に飛び込み、スターダムへの道を駆け上がっている。父の敵に一矢報いる日を、虎視眈々と狙いながら。

※女性セブン2017年2月16日号

関連記事

トピックス

第一子となる長女が誕生した大谷翔平と真美子さん
《真美子さんの献身》大谷翔平が「産休2日」で電撃復帰&“パパ初ホームラン”を決めた理由 「MLBの顔」として示した“自覚”
NEWSポストセブン
不倫報道のあった永野芽郁
《ラジオ生出演で今後は?》永野芽郁が不倫報道を「誤解」と説明も「ピュア」「透明感」とは真逆のスキャンダルに、臨床心理士が指摘する「ベッキーのケース」
NEWSポストセブン
日米通算200勝を前に渋みが続く田中
15歳の田中将大を“投手に抜擢”した恩師が語る「指先の感覚が良かった」の原点 大願の200勝に向けて「スタイルチェンジが必要」のエールを贈る
週刊ポスト
渡邊渚さんの最新インタビュー
元フジテレビアナ・渡邊渚さん最新インタビュー 激動の日々を乗り越えて「少し落ち着いてきました」、連載エッセイも再開予定で「女性ファンが増えたことが嬉しい」
週刊ポスト
裏アカ騒動、その代償は大きかった
《まじで早く辞めてくんねえかな》モー娘。北川莉央“裏アカ流出騒動” 同じ騒ぎ起こした先輩アイドルと同じ「ソロの道」歩むか
NEWSポストセブン
主張が食い違う折田楓社長と斎藤元彦知事(時事通信フォト)
【斎藤元彦知事の「公選法違反」疑惑】「merchu」折田楓社長がガサ入れ後もひっそり続けていた“仕事” 広島市の担当者「『仕事できるのかな』と気になっていましたが」
NEWSポストセブン
「地面師たち」からの獄中手記をスクープ入手
【「地面師たち」からの獄中手記をスクープ入手】積水ハウス55億円詐欺事件・受刑者との往復書簡 “主犯格”は「騙された」と主張、食い違う当事者たちの言い分
週刊ポスト
お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志(61)と浜田雅功(61)
ダウンタウン・浜田雅功「復活の舞台」で松本人志が「サプライズ登場」する可能性 「30年前の紅白歌合戦が思い出される」との声も
週刊ポスト
4月24日発売の『週刊文春』で、“二股交際疑惑”を報じられた女優・永野芽郁
【ギリギリセーフの可能性も】不倫報道・永野芽郁と田中圭のCMクライアント企業は横並びで「様子見」…NTTコミュニケーションズほか寄せられた「見解」
NEWSポストセブン
ミニから美脚が飛び出す深田恭子
《半同棲ライフの実態》深田恭子の新恋人“茶髪にピアスのテレビマン”が匂わせから一転、SNSを削除した理由「彼なりに覚悟を示した」
NEWSポストセブン
保育士の行仕由佳さん(35)とプロボクサーだった佐藤蓮真容疑者(21)の関係とはいったい──(本人SNSより)
《宮城・保育士死体遺棄》「亡くなった女性とは“親しい仲”だと聞いていました」行仕由佳さんとプロボクサー・佐藤蓮真容疑者(21)の“意外な関係性”
NEWSポストセブン
過去のセクハラが報じられた石橋貴明
とんねるず・石橋貴明 恒例の人気特番が消滅危機のなか「がん闘病」を支える女性
週刊ポスト