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iDeCo 年金よりも「一時金」で受け取るとお得

iDeCoの受け取りは年金より一時金がお得(写真/アフロ)

 今後支給額が減っていく年金。さらに受給開始年齢も引き上げられていくなど、年金不安を抱える人も多いだろう。そんななか、注目されているのが、「iDeCo」。iDeCoの正式名称は「個人型確定拠出年金」、つまり「自分年金」と呼ぶべきものだ。公的年金という形ではなく、老後資金を自分で積み立てるという制度である。今年1月から主婦なども加入できるようになったということで、iDeCoの関心度が高まっているのだ。

◆40代までは「リスク」を50代からは「慎重」に

 iDeCoの魅力の1つといえるのが、積み立てたお金の運用方法を選べる点だ。運用先は大きく分けて、預金や保険などの「元本確保型」と、株や債権などの「投資信託」がある。社会保険労務士の北村庄吾さんが説明する。

「商品選びが難しそうだと敬遠するかたもいそうですが、せいぜい15~20種類ですから、それほど迷う必要はありません。投資が怖いという人は、元本割れのない商品を選べばいいでしょう。それでも、“税金がかからないメリット”があるので、充分にお得です。

 40代以下で、積立期間が長くとれる若い世代ならば、ハイリスク・ハイリターンの商品を検討してもいいかもしれません。日本や海外の株式を中心に運用する方法です。株式市場が上昇すれば、数%のリターンが見込めます。

 50代になって、“年金原資を減らしたくない”と慎重になるなら、日本や海外の債権の割合を増やしたり、元本割れのない商品に切り替えればいいでしょう」(北村さん)

 利回りがよければ、老後資金の額は大きく変わる。

 掛け金を毎月1万円、30年間払い続けたとする。まったくリスクをとらずに0%で運用したとすると、360万円(元本)になる。もし利回り2%なら493万円になり、133万円もお得。なんと元本から約1.4倍に膨らんだ計算になる。もちろん利回りが3%、5%と大きくなれば、自分年金はどんどん増える。どうやって育てるかは、老後の生活プラン次第だ。

◆掛け金は「年1回」 生活環境に合わせて見直す

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