気がかりなのが、20、30年という運用期間中に、夫の収入が減ったり、子供の教育資金などの急な出費が必要になるなど、掛け金の支払いに窮した場合だ。
そうなった時は、途中で積立額を引き出すことはできないが、年に1度は掛け金の額を変更することができる。毎月の支払いをやめたとしても、運用は続けられるので、無理なく資金を増やし続けることもできる。
◆「年金」で受け取るより「一時金」のほうがお得!
晴れて60才になった時も、自分に合った受け取り方を選ぶことができる。5~20年の期間をかけて、毎月一定額を受け取る「年金」の場合でも税金は安くなるが、一回受け取るごとに432円の手数料がかかり、10年間で5万円を取られてしまうし、税金の控除額も小さい。
よりお得なのは「一時金」で受け取る方法だ。受け取った金額がサラリーマンの退職金に適用される「退職所得控除」の対象になるので、一気に大きな金額が控除される。
※女性セブン2017年2月23日号