この人、そもそもは政治がらみの弁護士活動をしているときに安倍総理からスカウトされ、2005年の衆議院議員総選挙に自民党公認で出馬して初当選して政界デビュー。
「最終目標は総理大臣」という趣旨の発言をして憚らない、信念の人。「教育体験のような形で、若者全員に一度は自衛隊に触れてもらう制度はどうですか」と提案する強面の政治家──という話だったんだけどね。民進党の蓮舫や辻元清美から突っ込まれて涙ぐんだり、声をつまらせたりして、その実態は意外とガーリー。そして、いざというときの服装は、必ず大きなリボンをつけて、そのガーリーさを強調するの。
防衛大臣認証式で、白と青のロングドレスで腰に大きなリボン結びをしたスタイルを見せてから、その格好を半年たらずで3回も。
57才の大臣が周囲からあれこれ言われながら、おリボンを貫くのは、ただの趣味嗜好じゃない。彼女の“思想”だよ。
ガーリーを一言でいえば、「私ってかわいいでしょ?」の問いかけか、「かわいい私」の自己満足。でも、これ、いらないでしょ、政治家には。ましてや防衛大臣だよ。“お姉ちゃんファッション”での会談は相手国に失礼だし、何より他国からナメられる。一国の防衛大臣がナメられて、私ら国民にいいことって何かあるの?
とはいえ、人が首を傾げる服を「これが私」と決めた人の頑固さといったらないからね。この先、普通の国会議員スタイルに「転ぶ」ことはない、と私は見ているよ。
※女性セブン2017年3月2日号